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海外旅行保険

海外旅行保険の選び方とは?後悔しないために知っておきたい3つのポイントを解説

海外旅行保険の選び方とは?後悔しないために知っておきたい3つのポイントを解説

海外旅行の準備では、航空券やホテル、観光プランなどに時間をかけたいという方が多いのではないでしょうか。

一方で、海外旅行保険は「クレジットカードに付帯しているから大丈夫」「おすすめされたプランで十分」と、内容をよく確認せずに加入してしまう方も少なくありません。

しかし、海外では日本とは医療制度や治安、物価などが大きく異なります

急な病気やけがはもちろん、盗難や飛行機の遅延など、思わぬトラブルに遭遇する可能性もあります。

そのため、海外旅行保険は「加入するかどうか」だけではなく、「どのような補償内容を選ぶか」が非常に重要です

この記事では、海外旅行保険の選び方で失敗しないために、特に確認しておきたい補償内容やポイントをわかりやすく解説します。

動画でも解説!

この記事の内容はコのほけん!公式YouTubeチャンネル「コのほけん!ラボ」の動画で解説しています。

ぜひあわせてご覧ください!

この記事のポイント

  • 海外旅行保険の選び方でまず重要なのは、治療・救援費用の補償額であり、医療費が高額な国では無制限の補償も検討するとよい。
  • 高額な医療費の支払いが不安であれば、窓口での立て替えが不要になるキャッシュレス診療の有無を確認するとよい。
  • 携行品損害の対象外となる物品や自己負担額の有無、キャンセル補償などの特約も事前に比較することが大切である。

海外旅行保険の選び方で知っておきたい3つのポイントとは?

海外旅行保険の選び方で知っておきたい3つのポイントとは?

海外旅行保険を選ぶ際は、保険料の安さだけで判断するのではなく、旅行先や旅行スタイルに合った補償内容になっているか、以下のポイントを中心に確認することが大切です。

海外旅行保険の選び方のポイント

  • 治療・救援費用の補償額
  • 携行品損害の補償内容
  • 旅行のキャンセルや航空機遅延に備えるための補償

特に、海外では医療費が高額になる国もあるため、「治療・救援費用」の補償額は必ず確認しておきたいポイントです。

また、高額な医療費を立て替えずに受診できる「キャッシュレス診療」に対応しているかどうかも、万が一の際の安心につながります。

さらに、スマートフォンやカメラなどを補償する「携行品損害補償」の対象範囲や、旅行キャンセル・航空機遅延に備える特約の有無も比較しておくと安心です。

ここでは、海外旅行保険を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントについて詳しく解説します。

ポイント1:治療・救援費用の補償額は必ず確認しよう

海外旅行保険を選ぶ際に、最も重視したい補償内容が「治療・救援費用」です。

これは現地での治療費だけでなく、入院時の救助費用や日本から家族が駆け付けるための交通費・宿泊費なども補償対象となるため、海外旅行保険の中でも特に重要な補償です

海外の高額な治療費に備えられるか必ず確認を

特にアメリカやヨーロッパでは、日本では考えられないほど医療費が高額になるケースがあります。

例えば、盲腸で入院・手術を受けただけでも数百万円かかることがあり、重症化して搬送などが必要になると1,000万円を超えるケースも珍しくありません

また、補償額に上限がある場合、その金額を超えた治療費は自己負担になる可能性があります

海外旅行保険の補償のしくみ

せっかく海外旅行保険に加入していても、補償額が不足していては安心とはいえません。

海外旅行保険の選び方では、治療・救援費用の補償額を最優先で確認しましょう。

アメリカ・ヨーロッパへの旅行なら無制限の補償もおすすめ

なお、医療費が高額な国へ旅行する場合は、最低でも1,000万円以上、できれば補償額が無制限のプランも検討すると安心です

補償額に余裕があれば、ご自身の治療費だけでなく、家族が現地へ駆け付ける際の費用までカバーできる可能性が高くなります。

「キャッシュレス診療」の有無も確認しよう

海外旅行保険の選び方では、「キャッシュレス診療」に対応しているかどうかも重要なポイントです。

キャッシュレス診療(キャッシュレスしんりょう)とは?

海外旅行保険において、保険会社が病院へ直接治療費を支払うサービスのこと。

海外では、病院で診察を受ける前に、高額な治療費の支払いを求められるケースもあります。

もし現金が手元になかったり、クレジットカードの利用限度額を超えてしまったりすると、治療を受けるまでに時間がかかることもあります。

一方で、海外旅行保険でキャッシュレス診療が使える場合、利用者は病院の窓口で高額な医療費を立て替える必要がなく、安心して治療を受けられます

なお海外旅行保険に加入すると、提携病院の一覧が提供されることもあるため、旅行前に確認しておくと、万が一の際にもスムーズです。

また、キャッシュレス診療は、支払いの手間を減らすだけではありません。

海外で体調を崩した際、「治療費を払えるだろうか」と心配する必要がなくなり、治療に専念できるという大きなメリットがあります

ポイント2:携行品損害は補償内容を細かく確認しよう

スマートフォンやカメラ、パソコン、スーツケースなどを補償する「携行品損害」も、海外旅行保険では人気の補償です。

しかし、補償内容は保険会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

補償対象外の持ち物や自己負担額がある場合も

保険会社によっては、眼鏡やゲーム機などが携行品損害の補償対象外となっている場合があります

海外旅行保険の携行品損害の補償内容

また、補償対象であっても、自己負担額(免責金額)が設定されているケースもあります

そのため、海外旅行保険を選ぶ際は、以下の点まで確認しておくことが大切です。

  • 持参する物が携行品損害の補償対象に含まれているか
  • 1品あたりの補償限度額はいくらか
  • 自己負担額はあるか

高価なカメラやパソコンなどを持って旅行する方ほど、細かな補償内容まで確認しておきましょう。

ポイント3:旅行キャンセルや航空機遅延に備える特約も必要に応じて検討しよう 

最近では、旅行をキャンセルした際の費用や、航空機の遅延による宿泊費などを補償する特約も注目されています。

ただし、これらは基本補償に含まれていないことが多く、オプションとして追加する必要があります

同行者の事情による旅行キャンセルへの備えとしても検討を

旅行をキャンセルする理由は、ご自身の体調不良だけとは限りません。

同行するご家族やパートナーが体調を崩したり、予期せぬ事情で旅行を取りやめたりすることもあります

旅行前の不安を少しでも減らしたい方は、旅行のキャンセルに対する補償や航空機遅延に対する補償などの特約も比較・検討すると安心です。

関連記事:海外旅行保険は必要?加入するメリットと後悔しない選び方を解説

海外旅行保険の参考純率が10年ぶりに改定!平均40.3%引き上げの背景とは?

海外旅行保険の参考純率が10年ぶりに改定!平均40.3%引き上げの背景とは?

2026年6月23日、損害保険料率算出機構は海外旅行傷害保険の「参考純率」を改定することを金融庁長官に届け出ました。

参考純率(さんこうじゅんりつ)とは?

保険会社が保険料を決める際の目安となる、損害保険料率算出機構が算出・提供する基準料率のこと。

今回の改定で最も注目すべきは、参考純率の引き上げ幅が平均で40.3%という異例の規模になったことです

参考純率がこれほど上がる最大の理由は、海外でのけがや病気に対して支払われる保険金が増えているためです

同機構によれば、一人あたりに支払われる保険金(治療・救援費用)は、この10年間で約5万円増加しており、約1.5倍となっています。

この背景には、歴史的な円安の影響と主要国を中心とした医療費の高騰があると考えられています。

改定率の例と海外旅行保険選びで知っておきたいこと

ただし、今回の改定で、どの条件でも海外旅行保険の保険料が一律値上げとなる可能性は低いといえます

同機構は以下の条件と旅行期間で、改定率の例を挙げています。

■ 契約条件と保険金額

  • 傷害死亡:2,000万円
  • 傷害後遺障害:2,000万円
  • 疾病死亡:1,000万円
  • 傷害治療費用:1億円
  • 疾病治療費用:1億円
  • 救援者費用等:1億円

旅行期間

改定率

4日間

▲33.4%(値下げ)

7日間

+50.4%(値上げ)

このように、旅行のスタイルによって負担の増減が変わる可能性がある点は、知っておきたい点です。

そのため海外旅行保険選びでも、保険料だけでなく補償内容も含め、旅行スタイルに合った商品を比較・検討する必要性は高まっているといえます。

なお、参考純率はあくまで各保険会社が参照する目安であり、実際の保険料や改定時期、改定幅やタイミングは、各社の判断によって異なります

海外旅行保険の選び方に関するよくある質問

ここでは、海外旅行保険の選び方に関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q.海外旅行保険の「救援者費用」とは何ですか?他の補償と何が違うのですか?

A.「救援者費用」は、被保険者が現地で死亡・行方不明・入院した際に、家族が現地へ駆け付けるための交通費・宿泊費などを補償します

治療費そのものを補償する「疾病・傷害治療費用」とは異なり、家族側にかかる費用が対象です。

補償の限度額は500万~1,000万円程度が一般的で、長期滞在や単身渡航の場合は特に重視するとよいでしょう。

Q.クレジットカード付帯の海外旅行保険と単体の海外旅行保険はどちらの補償が手厚いですか?

A.一般的には、単体の海外旅行保険のほうが補償内容は充実しています

クレジットカード付帯の海外旅行保険は「利用付帯(旅行費用などをカード決済することが条件)」が多く、補償が限定されているケースもあります。

また、病気・けがの治療費の補償額の限度額はカード付帯が数百万円程度に対し、単体の保険は1,000万円以上の商品も珍しくありません。

長期旅行や安全リスクの高い地域への渡航の場合は、 単体の海外旅行保険の検討をおすすめします。 

関連記事:クレジットカードに付いている海外旅行保険とは?一般の海外旅行保険と比較

Q.持病(既往症)があっても海外旅行保険に入れますか?

A.加入は可能ですが、旅行中に持病が悪化した場合の補償はプランによります

通常の保険では、持病の悪化は補償対象外(免責)となることが一般的です。

検討している海外旅行保険が、持病についても補償対象になるか、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

まとめ

海外旅行保険は、「補償が多ければ安心」「保険料が高いほど良い」というものではありません。

旅行先の医療事情や滞在日数、持ち物、旅行の目的によって、必要な補償内容は異なります。

海外旅行保険の選び方では、ご自身に必要な補償を整理したうえで、複数の保険会社を比較することが大切です

最近では、比較サイトを利用すれば、旅行先や日程を入力するだけで複数社の海外旅行保険をまとめて比較できます。

海外旅行保険への加入を検討している方は、今回ご紹介したポイントを参考に、ご自身に合った補償内容を選んでみてください。

関連記事:海外旅行保険は必要?3つの補償内容や選び方、付帯サービスをわかりやすく解説