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外貨建て保険

外貨建て保険とは?3つの種類と5つの選び方のポイントについて解説

外貨建て保険とは、払い込んだ保険料を米ドル、豪ドル、ユーロ等の外貨で運用する保険です。保険料の支払いは日本円もしくは外貨で行い、解約返戻金や保険金は外貨または日本円で受け取ることが可能です。本記事では、外貨建て保険の3つの種類、為替リスク、メリット・デメリット、外貨建て保険の5つの選び方のポイントについてご紹介いたします。

外貨建て保険とは?

外貨建て保険とは、払い込んだ保険料を日本円と比べて金利の高い米ドルや豪ドルなどの外貨で運用する保険です。
外貨であるため為替相場の変動等のリスクが存在します。
一般的な保険は、日本円で運用されており、円建て保険と呼びます。

選べる外貨の種類は?

外貨建て保険の通貨は、主に、

  • アメリカドル(以下、米ドル)
  • オーストラリアドル(以下、豪ドル)
  • ユーロ 等

です。

いずれも日本よりも金利が高い外貨で運用することで、資金を効率的に活用することができます。
また保険料の支払い時に円から外貨に、保険金や解約返戻金受取時には外貨から円に交換する際に為替相場の影響を受けます。為替相場は外貨の種類によって異なる動きをしますので、該当する外貨の為替相場を確認する必要があります。
なお保険料を保険会社に円で支払う場合には「円貨入金特約」、保険金や解約返戻金を円で受け取る場合には「円貨支払特約」を付加します。もちろん、外貨建てですので、外貨で支払うことも可能で、その場合には、「外貨入金特約」を付加することになります。

円入金特約とは

円入金特約とは、外貨建て保険商品の保険料を、円貨で入金し外貨で払込むための特約です。

円支払特約とは

円支払特約とは、外貨建て保険商品の保険金・年金等を受取る時に、外貨から円貨に両替して受け取るための特約です。
円入金特約や円支払特約などは、一般的に、保険会社所定の為替レートを使用することになります。

ココに注意

円支払特約について、特約を付加した場合には、以降、外貨での受取ができない等、保険会社ごとに規定が異なるため、「契約締結前交付書面(契約概要・注意喚起情報)」「ご契約のしおり 定款・約款」を必ずご確認ください。

保険料の支払い方法ついて

保険料の支払いは日本円もしくは運用通貨で行います。
日本円で支払う場合、生命保険会社所定の為替レートで円換算し支払うのが一般的です。
また、外貨ベースで元本保証はありますが、
日本円ベースでは元本保証がないことが一般的です。
また、外貨建て保険の保険料の支払方法には、平準払いや一時払いがあります。
平準払いは毎月や半年、毎年など一定期間ごとに支払う方法で、保険料の額は変わりません。ただし外貨建て保険の場合、外貨建ての保険料の額は変わりませんが、円を外貨に換えるため、円ベースの保険料の額は変動します。円安であれば支払う保険料の額は増え、円高であれば保険料の額は減ります。
また外貨建て保険には、「米ドル建て一時払い終身保険」のように、契約時に保険料をまとめて支払うタイプの保険もあります。一時払いは平準払いと比べると、保険会社はより多くの資金を早めに運用できるため、保険料は安くなります。なお平準払いと同様、保険料支払時に為替相場の影響を受けます。

一時払い

契約時に保険期間全ての保険料を1回で支払います。

平準払い(月払い、半年払い、年払いなど)

①月払(つきばらい)

毎月1回、1ヶ月分の保険料を支払います。

②半年払(はんとしばらい)

半年毎に6ヶ月分の保険料を支払います。

③年払(ねんばらい)

1年毎に12ヶ月分の保険料を1回で支払います。

外貨建て保険の積立利率・予定利率について

外貨建て保険のパンフレットや契約のしおりなどでは、しばしば「積立利率」という言葉を見かけます。

積立利率(つみたてりりつ)

積立利率とは、予定利率から保険契約の締結・維持、死亡保障などにかかる費用として定められた率を控除して計算した率です。数値が高いほど解約時や満期時に受け取れる金額が増えます。
また積立利率は原則、毎月設定され、契約日によって積立利率が変わります。積立利率変動型の商品であれば、加入中も利率が変動しますが、一般的に最低保証があり、低金利が続く円建と比べると利率が高い点が魅力となっています。
注意点として、積立利率は保険料に対する利率ではありません。
保険料のうち将来の保険金のために積み立てておく資金分に対する利率で、さらに積立利率からは運用費率や保証費率などが差し引かれます。そのため積立利率自体の数値を預貯金の利率などと比べて検討することはできません。
保険では、契約時に決める運用利率である予定利率や積立金に対する利率である積立利率などがあります。

予定利率とは

予定利率とは、契約者が支払った保険料の運用に対して、保険会社が契約者に約束した利率(利回り)のことです。
積立利率であれ予定利率であれ、利率が高いほど保険料は安くなり、契約者にとっては有利となります。
また保険によって契約後も利率が変動するものや利率に最低保証が設けられているものがあります。
利率の変化により解約返戻金の額がどのように変わるかなどについては、保険の種類や契約内容によっても異なりますので、提案書(設計書)に記載されている予定推移などで確認するとよいでしょう。
予定利率については、こちらをご参考ください。
関連ページ:生命保険における予定利率と標準利率の違いは?利率の推移と今後の展望

為替変動リスク

外貨建て保険には為替リスクがあります。
たとえば、契約時に1ドル100円から80円になった場合、円高となり、円転時の受け取り額は減少します。逆に1ドル100円から120円と円安になった場合は、円転時の受け取り額は増えます。
為替差損となる可能性があることだけでなく、円転したときの受取額は受取時になってみないとわからない点もデメリットと言えるでしょう。


保険金額(積立金額)の設定について

運用外貨ベース、例えば、米ドルであれば「1万ドル」という外貨ベースの積立金額を設定しそれに対して保険料を支払うパターンや、日本円で「100万円」を支払い、支払ったタイミングの生命保険会社所定の為替レートで両替した外貨ベースの金額を積立金額とするなど様々です。

保険金(給付金)の受取について

外貨建て保険の保険金などは、円に換えて受け取ることができますが、外貨のまま受け取ることもできます。また据え置くことができる保険であれば、受け取るタイミングを見計らうこともできます。
外貨で受け取るメリットとして、次のようなものがあります。

メリット

  • 為替相場の影響を受けない(特に円高時に有効)
  • 為替手数料がかからない
  • 海外旅行などで利用できる


外貨建て保険の保険金などに使い道があり、円で受け取る必要がある場合を除けば、外貨のままで受け取るほうがメリットはあるかもしれません。銀行の「被仕向け(ひしむけ)送金サービス」を利用すれば、保険会社から銀行に保険金等を送金してもうらこともできます。一旦、外貨普通預金口座に預けておき、円安時に円転する方法もあります。ただ、一般的に保険会社の為替手数料は割安となっていますので、事前に為替手数料を比べておくとよいでしょう。

保険金(給付金)の受取時の税金について

外貨建て保険の保険金受取時の税金は、契約関係によって税の種類が異なります。

契約者被保険者保険金(給付金)受取人税金ABA所得税AAB相続税ABC贈与税

契約者と保険金等受取人が同じ人なら所得税、契約者と被保険者が同じ人なら相続税の課税対象となります。また契約者・被保険者・保険金等受取人いずれも異なる場合は贈与税の課税対象です。
また「受取額」から「支払った保険料の総額」を差し引いた金額に対して課税されます。円で受け取る場合には円建ての金額で計算され、外貨で受け取る場合はそのときに円換算した金額で計算されます。いずれの場合も為替差益損を含めた金額で計算されます。
なお保険会社から具体的な金額が記載された通知が送られてくるのが一般的で、詳細はその通知で確認できます。

外貨建て保険の種類としくみは?

終身保険

保険期間(保障期間)が一生続き、被保険者が死亡した時に死亡保険金が支払われる保険です。外貨建て終身保険の場合、死亡保険金を受け取る際は外貨もしくは円で受け取ることになります。円で受け取る場合、為替相場の変動によりその金額が変動(増減)します。

個人年金保険

定年退職等を迎える前に保険料を支払って、満期時に一定額の年金を一定期間受け取る貯蓄型の保険です。保険期間(保障期間)中に被保険者が死亡した場合、払込保険料相当額が死亡給付金として支払われ、また、満期まで被保険者が生存していた場合、年金形式で満期保険金を受け取る保険です。死亡給付金も満期年金のいずれも円で受け取る場合、為替相場の変動によりその金額が変動(増減)します。

養老保険

保険期間(保障期間)中に被保険者が死亡・高度障害状態になった場合は、死亡保険金もしくは高度障害保険金が支払われ、満期時に被保険者が生存している場合は満期保険金が支払われる死亡保障と生存保障を兼ね備えた保険です。死亡保険金も満期保険金のいずれも円で受け取る場合、為替相場の変動によりその金額が変動(増減)します。

外貨建て保険のメリット・デメリット

外貨建て保険のメリット

予定利率(運用利率)が高い

現在の日本の保険の運用利回り(予定利率)は0.3%です。米ドルであれば、米国債30年(2020年02月18日 終値)直近値2.010 %と日本と比較して運用利回りが高いことがわかります。このため、運用通貨の金利が高いため、高い運用収益が見込めるので、保険料の割引率である予定利率が高くなります。そのため、日本円で運用する商品よりも安い保険料で外貨ベースで大きめの保障を備えることが可能となっています。

外貨で運用することでリスク分散ができる

資産を日本円だけでなく、複数の外貨で持つことで、為替相場変動リスクに備えることができます。

運用通貨に対し契約時と比べ円安となった場合、日本円での受取金額が増える可能性がある

例えば保険料10,000USドルを支払い、運用利率が1.563%10年間の運用した場合、満期保険金は11,677.6USドルとなります。
契約時の為替相場が1ドル=110円である場合、日本円の保険料金額は1,100,000円。
満期時に1ドル=113円となっていた場合、満期保険金の円換算額が1,319,568円となります。

外貨建て保険のデメリット

為替相場の変動リスクがある

例えば保険料10,000USドルを支払い、運用利率が1.563%10年間の運用した場合、満期保険金は11,677.6USドルとなります。
契約時の為替相場が1ドル=110円である場合、日本円の保険料金額は1,100,000円。
満期時に1ドル=90円となっていた場合、満期保険金の円換算額が1,050,984円と日本円での保険料金額に対してマイナスになる可能性があります。

手数料などの諸費用がかかる

為替手数料や契約維持手数料、管理手数料など、保険会社によって異なりますが、各種の手数料が発生します。

外貨建て保険の5つの選び方のポイント

外貨建て保険は、通貨が外貨であることから為替相場による影響も受けるため、円建てより複雑になります。外貨建てであるリスクを十分理解し、場合によっては保険以外の方法と比較しながら検討する必要があります。
ここでは外貨建て保険の5つの選び方のポイントを解説します。

加入目的

外貨建て保険と言ってもさまざまな保険の種類があり、また保険ですので目的に合った保障を得られる保険を選ぶことが大前提です。死亡保障が必要であれば外貨建て終身保険など、退職後の生活資金目的であれば外貨建て個人年金保険などが該当します。
その上で、外貨建て保険を選ぶ大きな理由は、高い積立利率です。
円建てではなく外貨建てを選ぶため、為替差益を含めて高い運用成果を期待して加入します。また円建ての終身保険の場合、契約時に受取額が決まりますが、インフレになるとお金の価値は下がってしまいます。このような場合でも利率の高い外貨建て保険であればある程度のインフレリスクに対応することができます。
もちろんメリットだけに注目するのではなく、外貨建て保険のリスクを理解した上で選ぶ必要があります。

保険種類

加入目的に合った保険の種類を選ぶ必要があります。
保険の種類は、終身保険、養老保険、個人年金保険、変額保険などがあり、必要な保障に合わせて保険を選ぶとよいでしょう。

  • 死亡保障 終身保険や養老保険、変額保険、積立利率変動型終身保険など
  • 退職後の生活資金 終身保険や変額保険、積立利率変動型終身保険、個人年金保険など
  • さらなる運用成果に期待 変額保険や積立利率変動型終身保険など

細かい商品性は保険会社や商品によって異なりますので、パンフレットや契約のしおりなどでよく確認し、必要であれば担当者に質問するなどして理解を深めましょう。

通貨(外貨)

基本的に過去の為替相場から将来の相場を予測することはできません。また保険会社や商品によって選べる通貨は異なります。
これまでの為替相場を確認することはできますが、保障が必要であることから保険に加入するタイミングもありますので、自身で納得できる通貨を選び、タイミングのよい相場で加入するのは難しいと思われます。ただし保険会社や商品を比較してよりよいと思えるほうを選ぶことはできますので、商品の比較検討はしておきましょう。

利率

一般的には契約時に決められた利率をもとに保険金や解約返戻金が決まりますが、保険商品によっては運用実績によって受取額が変わったり、利率が変動したりするものもあります。
利率は変動しているため、できる限り有利な利率のときに契約したいものですが、株式のように自由にタイミングを測れるわけではありません。前述の通貨(外貨)選びと同様、そもそも保障を得るために保険を選んでいるため、最適な利率を優先して契約自体を後回しにするのは難しいでしょう。
ただ、同じような保険が各保険会社で販売されていれば、利率で比較することはできます。利率が気になる場合は、複数の保険会社から資料を取り寄せてみましょう。

保障期間(保険期間)

保険期間は養老保険を除いて終身タイプが中心です。資産運用目的が強い商品ですので、できる限り受取額が増えるような契約内容にします。
そこで、保険期間が終身であるのに対して保険料払込期間を有期払いにして、外貨ベースで早めに解約返戻金の額が払込保険料総額よりも増えるようにします。保険料払込期間が短いほど効果的ですので、可能であれば一時払いも検討します。
なお保険料払込期間を短期にすると毎回支払う保険料の額は増え、負担になり払えなくなるリスクも考えられます。一時払いを選ぶと資産が減少し緊急時に対応できなくなり、借金をしてしまうと本末転倒です。あくまでも、資金面で余裕がある場合の契約方法である点にご注意ください。

まとめ

外貨建て保険の概要について解説してきました。種類ごとの特徴については個々の商品記事を参照してください。

関連ページ:外貨建て終身保険について 導入編
関連ページ:外貨建て終身保険について 解説編

外貨建て保険についてはオンライン契約ができないため、必ず対面でのお手続きとなります。ご興味が有る方は、独立系ファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめいたします!

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