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「iChain保険ウォレット」について|InsurTech最新動向
InsurTech Interview

「iChain保険ウォレット」について|InsurTech最新動向

「保険を分かりやすく、簡単に」をビジョンに事業を展開しているiChain株式会社の 坂根 遼取締役COOにスマートフォンの保険管理アプリ「iChain保険ウォレット」についてお話を伺いました。

「iChain保険ウォレット」は保険を一元管理するサービス

コのほけん!編集部

貴社のiChain保険ウォレットはどのようなサービスでしょうか。

坂根さん
まず簡単にご説明させて頂くと、iChain保険ウォレットとは、保険を一元管理するサービスです。

弊社は保険を一元管理する仕組みを「iChain保険ウォレット」というスマートフォンアプリでご提供しています。

これはBtoBtoC事業のサービスとして保険会社や保険代理店、証券会社などの事業者へ提供しています。ご提供先の企業様は「iChain保険ウォレット」というサービスを自社または特定のブランド名で利用することが可能です。もしくは、すでに提供済のアプリに相乗りしてもらうこともできます。

お客さまは、どのような形式で保険の一元管理サービスを利用するか選べます。

コのほけん!編集部
つまり、お客さまは、保険会社や保険代理店、証券会社などが独自のブランド名で提供する一元管理アプリのサービスとして、「iChain保険ウォレット」の仕組みを使っている場合もあるのですね。

「iChain保険ウォレット」は保険の手続きをデジタルで完結させる世界を目指す

コのほけん!編集部

「iChain保険ウォレット」ではどのようなことができるのでしょうか。

坂根さん
基本の管理機能は3つあります。

 

  • 保険を一元的に管理する機能
  • 管理している保険をお客さまにとって分かりやすい形で見える化する機能
  • 見える化された保険を家族などの第三者と共有できる機能

です。

この3つはいわゆる保険の管理機能なのですが、この管理している保険証券の情報を使い、プラスアルファで「デジタルで手続きを完結させる世界の実現を目指しています。

つまり、お客さまは自分が加入している保険の情報をアプリ内に取り込むことで一元的に管理できるようになり、取り込んだデータがダッシュボードなどで分かりやすく見える化されるだけでなく、それを誰かと共有したり、 手続きをデジタルで完結させたりできるようになります。これが「iChain保険ウォレット」で目指している姿です。

例えば、お客さまの多くがお手元に持っている紙の保険証券をiChain保険ウォレットで管理して、ご家族と共有することができます。また、 iChain保険ウォレットを通じて住所変更や氏名変更、保険金請求などをできるようになります。

コのほけん!編集部
なるほど、とても便利そうですね。これまでにない機能を持つサービスということでしょうか。

坂根さん
2018年5月にサービスを提供開始した当初は、数社の保険代理店が似た機能をもつサービスを提供していました。弊社参入後も複数の企業が参入しており、現在ホットな領域であると考えています。

「iChain保険ウォレット」開発の背景とは?

コのほけん!編集部

「現在、新規参入が増えているとのことですが、「iChain保険ウォレット」を開発された背景について教えてください。

坂根さん
保険の手続の不便さや複雑さに不満を持っている方が多いと考えています。そもそも手続の場面に遭遇したことがない方はその不便さや複雑さを知らない方も多いと思われます。保険をあまり知らない人は多く、保険に加入しているお客さまでも漠然とネガティブなイメージを持ってしまっている人も多くいるのではないでしょうか。

保険のネガティブな印象をポジティブなものに変え、保険加入者が保険の価値を最大限に活用できる社会を実現することを目指し、そのための1つの解決策として、この保険管理アプリ「iChain保険ウォレット」を開発しました。

保険は必要ないと考える人も多いですが、実は多くの方が、何らかのかたちで色々な保険に入っているのが現状だと考えています。

自分で契約して生命保険に入っている場合だけでなく、住宅ローンを契約する時に団信(団体信用生命保険)に加入している場合もあります。また、クレジットカードには付帯保険がついていますし、部屋の賃貸契約をする際にはあまり意識せず家財保険に入っているかもしれません。最近は、保険はあまり意味ないよと言われることもありますが、実は、「あまり意識せずに、何かの保険に加入している」ということがあるように思います。

こうしてみると、「自分の入っている保険が分からない」要因としては、様々なタイミングでそれぞれの保険に加入できてしまうことが一因と考えられます。

それだけではありません。加入情報がバラバラになってしまうからこそよりよく分からなくなるのです。そして、加入していることに気がついたとしても、その保険にどのような保障があり、どういう時に支払われるのかが分からない。さらに、家族も(保険に)入っているはずですが、家族がどのような保険に加入しているか、つまりどのような保障があり、どのように請求するのかは自分の保険以上に分からないのです。

そもそも「あ、こういう時に請求できるんだ」ということに気づかず、 いざ気がついて請求しようとしても、紙ベースでの手続きを手間に感じる、または時間がかかるので請求の手続きを途中でやめてしまうこともあります。そういった現状を解決できないか、というところから始まったのが「iChain保険ウォレット」です。

コのほけん!編集部
お話を伺い、確かに自分自身でも思い当たることがあります。学生の頃、海外旅行へ行く際に「海外旅行保険」に加入したのですが、クレジットカードも持っていたんですよね。クレジットカードに付帯保険がついていることを知っていれば、加入しない選択肢もあったように思います。

手続きに関しても、少額の保険金を受け取れる保険に加入していた方が、いざ受け取れる状況になった時に、この金額のために煩雑な手続きをするのは手間だと感じ、請求をやめたという話も聞いたことがあります。

坂根さん
そうですね、同様のご経験をお持ちの方は多くいらっしゃるかもしれません。

 

コのほけん!編集部
そうすると、ここがお客さまの本当の不満ということになるのでしょうか。

坂根さん
そう思います。最近はデジタル化が進み、ウェブ上で(保険金を)請求できる保険会社も増加傾向にあります。しかしまだ、添付資料は紙であるとか、病院で証明書を発行してもらう必要があるなど、デジタルのみで完結できない場合もあります。そのため、最終的には全てをデジタルで簡単に完結できる世界を目指しています。

エンドユーザーの課題解決を一番に考える

コのほけん!編集部

貴社のサービスはお客さまと保険会社や保険代理店の双方にメリットがあるように感じます。 改めて、どのような方の課題を解決するサービスなのでしょうか。

坂根さん
弊社は、エンドユーザーであるお客さまが抱えている課題の解決を1番に考えています。そして、この課題解決には、保険会社でも保険代理店でもないサードパーティーである弊社が、解決策を提供することに意味があると考えています。ですので、まずはお客さまの課題を解決する。そして、その課題解決が保険会社や保険代理店の課題解決につながっていくと考えています。

コのほけん!編集部
お客さまの不便さを解決すると、保険会社にとっては、例えば、今まで紙でやり取りしているものがデジタルに置き換わり、紙やその管理にかかるコストを減らすことができるようになりますね。また、アプリの中でお客さまがご自身でわからないことを解決できると、保険会社や保険代理店側での電話対応にまつわる経費を削減することにもつながっていきますね。

坂根さん
はい、そういう点で保険会社や保険代理店にも好影響があると考えています。そのため、「お客さま側の課題を解決することが保険会社や保険代理店の課題解決につながっていく世界」を目指しています。

「つながり」を作り出す「家族シェア」の機能

コのほけん!編集部

「iChain保険ウォレット」の中でも一押しの機能/こだわりポイントはどういった部分になりますでしょうか。

坂根さん
弊社が開発の当初から力を入れている「つながり」を作り出せる「家族シェア」の機能です。これは保険管理アプリでは弊社が、先駆けて提供している機能です。

自分の保険だけでなく、家族の保険ともつながりを作り、情報共有することが重要だと思っています。

また、保険には、ご家族のために加入するという側面も強くあります。しかし、保険会社や保険代理店にとって、ご家族は契約者でないため、家族単位での情報管理ということが非常に難しくなります。さらに、ご家族がそれぞれ別の保険会社等で保険に加入している場合には、ご家族は他社のお客さまになってしまうため、他のご家族への情報提供ができません
そのため、弊社のような保険会社でも保険代理店でもないサードパーティーが力を入れていくべき領域だと思っており、世帯単位でのリスク管理を強く意識しています。

コのほけん!編集部
家族で1つのサービスを通して見える化されるというのは、非常にいいですね。家族の誰が、誰かのために入っている保険やご両親がお子様のために加入した保険の情報が、もしもの時に備え、見える化されていると、とても安心できますね。

坂根さん
弊社では、個人ではなく、ご家族単位のリスク管理を意識して開発しています。そして、もう1つ力を入れていきたい領域が、デジタルで完結させることです。こちらはこれから開発に注力していくところです。

この点に関しては、保険会社と共同で開発を進め、保険会社と一緒に業界に普及させていきたいと考えています。何かあった時に簡単に請求できるように、スムーズに手続きできることを目指しており、自社だけで完結することではないので、保険会社と一緒にプロジェクトを進めています。

今後の展望は?

コのほけん!編集部

今後、本事業を通じて実現したいことや展望がありましたら、教えてください。

坂根さん
保険に関して、何かアクションをおこす時に、このアプリがファーストタッチになることを目指しています。そして、アプリから各保険会社のマイページなど、必要な情報に飛んでもらう、といった必要なことを最小限のステップで進めるための入口になっていきたいと思っています。

まとめ(編集後記)

自分が加入している保険を自分で管理するだけにとどまらず、家族と「つながる」ことで、いざという時にしっかりと保険を活用できるのですね。
保険は加入して終わりではなく、万一の時のために家族みんなで「見て、すぐわかる」状態にしておくことの大切さを改めて感じました。

坂根遼 プロフィール

iChain株式会社 取締役COO
複数のコンサルティングファームにて、 保険業界を中心に業務改革、システム導入、PMIなどのプロジェクトに参画。様々な保険会社の業務、システムに関与する中で、 保険業界の課題解決につながるソリューション開発に携わりたいという想いからiChainに参画。iChainでは、取締役COOとして、企画・サービス開発、営業、 アライアンスなどを担当。

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