20代・30代女性の医療保険の入院給付金や保険料の平均はいくら?
20代・30代は仕事もプライベートも充実してきて、自分の健康が気になってくる人も多いはず。
「もし病気やケガで入院や手術が必要になったらどうしよう」と不安を感じたことがある女性も多いのではないでしょうか。
突然の病気やケガで入院や手術をしたときにお金が受け取れる医療保険は、そんなあなたの不安を軽くしてくれる大切な存在となります。
そこで、医療保険の加入を検討するときに目安として知っておきたい保険料の目安や、女性に必要な保障は何かなどについて紹介しますので参考にしてみてください。
20、30代女性の医療保険の入院給付金日額はいくら?
生命保険文化センター調査によると、女性(妻)が加入している保険の疾病給付金日額の平均は8,400円です。
全体としても5,000円以上7,000円未満が29.7%と最も多くなっています。
年齢別の平均値で見ると、29歳以下が7,900円、30歳~34歳が8,100円、35歳~39歳が9,300円です。
30代後半で給付金日額が上がっているのは、厚生労働省の人口動態統計調査にまとめられているように、第一子の出産が30代以降に多いことが原因のひとつと考えられます。
■配偶者(女性)疾病給付金日額平均
年齢帯 | 平均値(円) |
---|---|
全年齢 | 8,405 |
29歳以下 | 7,885 |
30~34歳 | 8,097 |
35~39歳 | 9,303 |
関連記事:医療保険の入院給付金日額と支払限度日数と通算支払限度日数の決め方
20代、30代女性の医療保険の保険料はいくら?
保険料については、インターネットで見積もりができる保険会社のホームページで簡単に計算することができます。
コのほけん!であれば、複数の生命保険会社の医療保険の見積りが簡単にできます。
コのほけん!の取り扱う医療保険の商品では、以下の保険料で医療保険に加入することが可能です。
- 20歳女性 : 約1,200〜約4,800円
- 30歳女性 : 約1,500〜約5,100円
関連記事:30代女性におすすめな医療保険の選び方 独身・既婚ライフスタイル別に解説
女性専用の医療保険や女性疾病特約とは?
医療保険への加入を考えたとき、その保障内容がどのようなものかはしっかりと確認・検討する必要があります。
女性の場合、特に心配になるのが女性特有の病気である「女性疾病」の保障があるかどうかではないでしょうか。
女性疾病の対象となるのは、乳がんや子宮がん、子宮筋腫、出産時の帝王切開や切迫早産などで、これらを理由に入院したときに女性疾病入院給付金が支払われます。
そこで、女性専用の医療保険とはどのようなものか、女性疾病特約とはどのようなものかを、その保障内容から確認してみましょう。
女性専用の医療保険の保障内容
大前提として、女性は一般的な医療保険に加入することができます。
女性専用の医療保険でなくても、女性疾病は他の病気と同様に保障の対象であるため、入院・手術どちらも保障の対象となります。
女性医療保険(じょせいいりょうほけん)とは
「女性保険」「レディースプラン」などの名前で保険会社から販売されていて、一般的な医療保険に「女性特有の疾病に関する保障」を上乗せして入院給付金・手術給付金を支払うものをいう。
女性医療保険の仕組み自体は、通常の仕組みと変わらず、「入院給付金」+「手術給付金」、女性疾病のときのみ、給付金が上乗せされるイメージです。
例えば、女性疾病で入院したら日額10,000円、女性疾病以外の病気やケガで入院したら日額5,000円というように保障内容が設定されています。
女性専用の医療保険は、通常の医療保険に女性疾病入院給付金などがプラスされているので、保険料は通常の医療保険よりも割高になります。
ただ、「通常の疾病入院日額10,000円」よりも「女性疾病入院日額5,000円+通常の疾病入院日額5,000円」のほうが、同じ女性疾病で入院して1日10,000円受け取るなら、通常の医療保険で1日10,000円受け取るよりも保険料は安くなります。
また、女性専用の医療保険には祝い金がついているものもあり、契約して一定期間が経過して生存していた場合には、支払った保険料の一部が戻ってくるタイプのものもあります。
ただし、祝い金のあるタイプの保険は、祝い金のない保険と比べて保険料が高くなりますので、しっかりと保障内容と保険料を確認して加入するようにしましょう。
関連記事:女性保険のメリットとは?年代別の必要性やおすすめな選び方を紹介
女性疾病特約の保障内容
女性疾病特約は、死亡保険や医療保険に女性疾病に関する保障を付加する特約です。
保障内容は、女性専用の医療保険と同じで女性疾病入院がメインとなりますが、保険会社ごとに細かい内容に違いがありますので、事前に必ず保険会社に確認しておくようにしましょう。
また、同じ保障内容であれば女性専用の医療保険よりも特約のほうが保険料が安くなりますので、加入する場合には必ず両方の保障内容と保険料を比較して検討することをおすすめします。
関連記事:医療保険の特約とは?知っておきたい9つの特約を詳しく解説!
女性疾病保障の必要性
医療保険を検討する女性なら一度は考える「女性疾病保障は必要?」という疑問ですが、実際のところ女性疾病保障は必要なのでしょうか?
女性疾病保障は、通常の病気やケガでの入院保障にさらに女性疾病での保障を上乗せするものです。
そのため、女性疾病保障をつけていなくても通常の入院保障さえあれば、女性疾病で入院しても保障はされます。
女性疾病保障をつけていないと女性疾病は保障されないということはありません。
また、女性疾病で入院をしたら必ず高額な費用がかかるとも限りません。
長期入院をしても高額療養費制度や傷病手当金などを利用することで医療費を抑えることができます。
高額療養費制度とは
医療費の自己負担が家計を圧迫しないように、医療費の自己負担に一定の歯止めを設ける仕組み。
傷病手当金とは
病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給される。
ただし、これらを利用しても長期間の治療で仕事ができないことにより収入が減ったり、治療費がかさむことが心配な人は女性疾病保障を上乗せすることも間違いではありません。
女性疾病保障を検討する際には、自分が心配なことと保障内容、保険料をしっかりと確認して加入するようにしましょう。
関連記事:意外と使える!病気やケガで働けなくなった時の公的補償
まとめ
健康が気になりはじめて医療保険を検討することになったら、まずは医療保険の保障内容や女性疾病の保障内容を確認しましょう。そして、自分が心配なことを保障してくれそうな保険会社の医療保険を選び、女性疾病保障をプラスするかどうか検討しましょう。
ただ、もし医療保険選びが難しいと感じたら、自分だけで判断せずに保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)への相談や、コのほけん!の無料オンライン保険相談サービスをぜひご利用ください。