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生命保険(死亡保険)

世界における保険の歴史 - 生命保険・損害保険の起源と成り立ちについて解説

現代においては、多くの人がなんらかの生命保険や損害保険に加入しています。人生に起こりうるリスクに備える手段として、保険は根強く定着していますが、その成り立ちや歴史について知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで、この記事では、世界における保険の歴史や、生命保険や損害保険の起源について解説します。

史上最古の保険とは?ハンムラビ王が始まり?

保険の起源には諸説ありますが、古代オリエントの時代にはその原型となるものがあったといわれています。ハンムラビ法典を制定したことで有名なハンムラビ王の治世であった紀元前18世紀には、隊商(キャラバン)との間に保険と似た取り決めがあったといわれています。

古代オリエントの時代から、すでに保険があったと仮定すると、驚くべきことに保険には3,000年近い歴史があることになります。

ただし、現代に生きる我々にとって保険がなじみ深い形を持つようになるのは、近代保険からといえます。近代保険における生命保険の起源は中世ヨーロッパギルドであり、損害保険の起源は海上保険でした。

生命保険のしくみは中世のギルドからはじまった

生命保険の起源は、中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合のギルドであった、というのが現在では有力な説です。

中世のギルドから近代イギリスの組合へ

当時のギルドの一部組織では、病気やケガで働けなくなったときのリスクや、仕事上のトラブルに備え、仲間内でお金を出し合っていました。また、ギルドの仲間が死亡した際には、そのお金を遺族の生活援助に充てていました。

その後ギルドは衰退し、歴史からも消滅しましたが、17世紀にイギリスにて結成された同業者の組合においても同様の動きがありました。この組合では、仲間の遺族の生活保障のために、仲間内で毎月一定のお金を出し合い、積み立てていたそうです。

同業者組合の消滅と生命保険のしくみの誕生

しかし、当時は年齢による死亡率などを一切考慮せず、組合員から一律で同じ金額を徴収していました。当然、若い人にとっては不公平感があり、組合から脱退する人が後を絶たず、ついには組合自体が消滅してしまいました。

その後、ハレーすい星にその名を遺す高名なイギリスの天文学者のエドモンド・ハレーが、人口における死亡率の研究を17世紀におこない、それに基づいた生命表を作成しました。

この生命表を基に、年齢とその死亡率から保険料が定められるという、現代ではごく一般的な生命保険のしくみを、後世の研究者たちが確立していきました。

損害保険は海上保険からはじまった

近代保険における損害保険の起源は海上保険です。航海には座礁や火災、他の船との衝突など、船舶や貨物が危機にさらされる出来事がつきものですが、海上保険はそれらの損害を補償します。

海上保険の前身となった冒険貸借

海上保険の前身となるものは、中世の地中海で発展した冒険貸借といわれています。 冒険貸借は、船主が船舶と船に乗せる荷物を担保として金銭の借り入れを行い、もし航海中に船舶や荷物に損失が出た場合、借り入れ金の返済が免除されるしくみでした。

冒険貸借とはどんな保険だったのか

冒険貸借は海難事故で船舶や荷物が全損(保険の対象が完全に滅失すること)となれば、借り入れ金の返済が全額免除されましたが、その一方で、無事に航海を終えた場合、借り入れ金の利息は売り上げの30%を超えることもざらにありました。

なお、冒険貸借は1096年の第1回十字軍遠征以降、ひんぱんに利用されるようになりました。しかし、当時の教会によって、利息がキリスト教の隣人愛の教えに反する好ましくないものとされ、13世紀には利息が禁止されたのを主な理由に、冒険貸借も衰退していきました。

冒険貸借が禁止されたあと

しかし、冒険貸借は、借り主にとっては船舶や荷物を担保に金銭を借ることができ、貸し主にとっても航海が無事終了したときには、借入金に法外な利息を上乗せできるというメリットがありました。

よって、利息が禁止されたあとも、冒険貸借は様々な抜け道を駆使して引き続き利用されていました。

冒険貸借から海上保険、そして現代の損害保険へ

その後、冒険貸借は金銭貸借と危険負担のうち、危険負担の機能を主に担うようになりました。航海中に船舶や貨物に起こりうるリスクを補償してもらう代償として、船主は依頼費用を前払いするようになりました。

この危険負担を保険の補償、そして前払いするお金を保険料と置き換えると、現代の保険のシステムと非常によく似ていることがわかります。

その後、海上保険は14世紀中頃からさらに時代を経て発展し、人や物に対する様々な損害を補償する損害保険となっていきました。

まとめ

今回は、世界史からみた保険の成り立ちについて紹介しました。さかのぼれば古代より、保険のもとになるしくみが各国にあったことがわかります。

保険は、その成り立ちからもわかるように、皆で少額のお金を出し合い、万が一の時には助け合う相互扶助の精神をもつ商品であり、自分自身や家族を守るためにも、今や必要不可欠であるといえます。

現代は保険であらゆるリスクに備えられるようになった一方で、商品が多すぎて自分に合うものを探すのが難しい時代ともいえます。そんなときは、保険の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)にまずは相談してみることをおすすめします。

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