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自動車保険

自動車保険の等級制度はどんな制度?「無事故」「事故有」の違いとは?

交通事故を起こして自動車保険を使った場合、次の更新(更改)のタイミングで、「等級」が下がって保険料が高くなります。これは「無事故係数」から「事故有係数」に保険料率が変更されて、保険料が計算し直されるためです。本記事では、「等級」とは?等級と保険料の関係、「無事故」「事故有」の違いについてご紹介いたします。

「等級」=「ノンフリート等級別料率制度」

「交通事故で自動車保険を使ったら、3等級下がって保険料が高くなると言われた…。」

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新車をぶつけて、他人の家の塀を壊した場合、車対車・車対物の一般的な交通事故は、3等級下がる事故がほとんどです。

「等級」の説明の前に、「フリート契約」と「ノンフリート契約」について説明しましょう。

「フリート契約」とは?

自分自身の名義で所有し、使用している自動車(バイク等)が10台以上ある人の任意の自動車保険の契約のことを「フリート契約」、その契約者のことを「フリート契約者」といいます。「フリート契約」の場合、自動車の1台につき1つの自動車保険の契約ではなく、すべての自動車に同一の補償内容の自動車保険が適用となります。また、「等級制度」がありません。

「ノンフリート契約」とは?

自分自身の名義で所有し、使用している自動車(バイク等)が9台以下で、自動車1台につき1つの自動車保険を契約して、保険料も個別に計算する「ノンフリート等級別料率制度」が適用されるものを「ノンフリート契約」といいます。

自動車1台ごとの事故の発生状況に応じて、1等級から20等級まで区分し、保険料が割増・割引される制度です。

1級から6級までは事故の有無に関わらず、保険料の割引・割増率は一定です。

【自動車保険継続の場合のノンフリート等級別係数(割増引率)例】

等級

無事故

事故有

1

64%割増

2

28%割増

3

12%割増

4

2%割引

5

13%割引

6

19%割引

7等級から20等級までは、同じ等級でも「無事故」か「事故有」かで、保険料の割引・割増率が違います。

等級

無事故

事故有

7

27%割引

20%割引

8

40%割引

21%割引

9

40%割引

22%割引

10

42%割引

23%割引

11

45%割引

25%割引

12

46%割引

27%割引

13

47%割引

29%割引

14

50%割引

31%割引

15

50%割引

33%割引

16

55%割引

36%割引

17

55%割引

38%割引

18

58%割引

40%割引

19

59%割引

42%割引

20

63%割引

44%割引

自動車保険を初めて契約する場合は、一般的に、6等級からスタートです。一方、2台目以降の契約で保険会社の一定の条件を満たす場合は、7等級からのスタートとなる場合があります。詳細は、保険会社および商品によって異なるためご確認ください。

つまり、等級とは?

等級とは、「ノンフリート等級別料率制度」を適用して、契約者本人の事故歴等をもとに、保険料を割増したり割引したりする制度のことです。

運転者の事故歴・自動車1台ごとの事故の発生状況に応じて、1等級から20等級まで区分し、保険料が割増・割引される制度です。1等級は一番保険料が高く、等級が上がるほど割引率も高くなり、20等級で最大の割引率となり、保険料も安くなります。

等級が変わるタイミングは契約の更新時です。保険の開始日から満期日までに、事故があったかどうか、事故があって保険を使用したかどうかで、等級が上がったり下がったりするのです。ただし、保険を使っても等級が下がらない「ノーカウント事故」もあります。

無事故20等級から3等級ダウン、どのくらい保険料は変わるの?

3等級ダウン事故で保険を使った場合、3つ等級が下がった上で、保険料の割増・割引の料率が「無事故係数」から「事故有係数」に変わります。そして、その事故有係数は適用される年数が3年となっています。

事故有係数適用期間とは

「事故有」の係数が適用される年数のことです(初めてご契約される場合は「0年」になります)。
事故有係数適用期間は、3等級ダウン事故1件につき「3年」、1等級ダウン事故1件につき「1年」となります。

事故が発生した日から1年経過するごとに「前年の事故有係数適用期間」から「1年」を引きます。

事故有係数適用期間の上限は「6年」、下限は「0年」です。

割引や割増される前の保険料はいくら?

「ノンフリート契約」とはで紹介した保険割引・割増率をもとに計算してみましょう。無事故係数で20等級であるため、保険料の割引率は63%です。

51,950 円(年間) ÷ ( 1 – 0.63 )= 140,405 円(割引・割増がない状態の保険料)

自動車保険を使ったあとの保険料はいくら?

割引・割増がない状態の保険料から、事故有係数の17等級の割引率38%を適用した状態を計算します。

140,405 円(割引・割増がない状態の保険料)× ( 1 – 0.38 )= 87,501 円(事故有係数17等級の割引を適用した状態の保険料)

何も事故などが発生しなければ、次の自動車保険の更新で、等級は事故有の18等級、その1年後に無事故であれば事故有19等級に等級が上がります。

140,405 円(割引・割増がない状態の保険料)× ( 1 – 0.40 )= 84,243 円(事故有係数18等級の割引を適用した状態の保険料)

140,405 円(割引・割増がない状態の保険料)× ( 1 – 0.42 )= 81,434 円(事故有係数19等級の割引を適用した状態の保険料)

事故発生した年の4年後の自動車保険の更新で、無事故係数の20等級へ戻ることになります。

事故有係数が適用されている期間の自動車保険の保険料は、合計253,178円です。

無事故であった場合の保険料はいくら?

事故が起きていないものと仮定し、無事故だった場合の保険料の合計額を計算してみましょう。

51,950 円(年間)× 3年 = 155,850 円(無事故だった場合の3年間の合計保険料)

保険料の割増額と修理代金を比較する

253,178 円 – 155,850 円 = 97,328 円(保険を使った場合の保険料の割増金額)

等級が下がった場合の保険料の割増額と修理代金の金額を比較して、割増金額を超える修理代金であれば、自動車保険を使った方がよいといえます。等級の割増引率に従って計算した保険料のイメージであり、実際の保険料とは異なります。保険料や割増引率の改定がないと仮定して計算しています。

等級が下がる場合の注意点は?

ここまで、等級が下がることで、自動車保険の保険料が高くなることについて説明してきました。

等級が下がった場合の保険料の割増額と修理代金の金額を比較して、割増金額を超える修理代金であれば、自動車保険を使った方がよいといえます。

ただし、例外があります。

自動車保険を使った場合に、等級が3等級以下になる場合、保険料が割増になるため、修理代金の金額が少額であるなら、保険を使わずに支払ってしまったほうがいいといえます。

特に1等級まで下がるケースでは、保険会社から契約の更新を拒否されるという可能性もあります。また、そうした場合は他の保険会社でも自動車保険の加入は困難となるため注意しましょう。

ココがポイント

等級が下がった場合の保険料の割増額と修理代金を比較、修理代金 > 割増額 の場合は保険を使うことを検討

ココに注意

現在の等級がすでに低い場合、または、等級が下がる際に3等級以下になる場合は、修理代金の自己負担したほうがいい場合がある

等級を下げたくない場合は?

等級を下げたくない場合は、シンプルに、自動車保険を使わず、修理代金などを自己負担しましょう

「ノンフリート等級情報交換制度(自動車保険契約確認のための情報交換制度)」という、損害保険会社各社と一部の共済組合の間に、前契約に関する情報を交換するしくみがあります。これにより、保険会社を変えて、等級を偽り、自動車保険を申し込みしたとしても、等級ダウンの情報は引き継がれることになるため、等級が下がらないようにする方法はありません。

満期日前に契約する保険会社を変更した場合、新しい保険会社の自動車保険の等級は下がった等級からスタートとなります。

自動車保険の契約情報は満期日もしくは自動車保険の解約日から13か月間は保存のため、等級をリセットするにはそれ以降に契約する必要があります。

まとめ

自動車保険を使うと等級が下がり、更新時の保険料が高くなります。保険料が高くなった場合の累計額と損害額によっては保険を使わない方が得な場合もあります。まずは、保険料がいくら値上がりするのか概算を保険会社のコールセンターでして貰えるので情報を揃えて判断しましょう。また、保険会社を変更しても等級ダウンは逃れられないので気を付けてください。

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