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がん保険

がん保険の特約の種類はどんなものがある?特約の選び方を解説

がんに対する保障では、主契約としてがん保険に加入し特約を付帯して保障を手厚くする方法のほかに、医療保険などにがんに関する特約を付帯することもできます。がんは誰しもかかる可能性のある病気であるため保険で準備する人も多く、さまざまなシチュエーションに合わせた特約が販売されています。特約の種類が多いため、どれを選んだらよいかわからない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、がんに関する特約をまとめ、特約の選び方についても解説します。

がん保険のしくみ

がん保険では、ほかの保険と同様、保障の中心となる主契約と任意で保障を付帯できる特約があります。従来から入院給付金と手術給付金を主な保障とするがん保険があり,現在でも多くの商品が販売されてます。近年のがん保険では、がんと診断されたらがん診断給付金が支払われるタイプや実際に支払った医療費が保障の対象となるタイプなどもあります。

どの主契約を選ぶかによって、付帯する特約にも違いがあらわれます。たとえば、入院給付金中心の保険なら診断一時金を特約として,診断一時金中心の保険なら入院給付金を特約として付帯するか検討することになります。
特約で設定できる給付金の額などにも違いがあり、詳細は各保険会社に問い合わせる必要がありますが,ここでは一般的な特約の特徴について解説します。

関連ページ:がん保険はなぜ必要?がんの治療法と治療費をふまえ、がん保険を選ぼう

がん保険の特約の種類

がん保険に付帯できる11種類の特約を紹介します。保険会社によって使用されている名称が異なることがあります。また似たような名称でも保障内容や支払条件が異なることがありますので、詳細は各保険会社に問い合わせるなどして確認してください。

がん入院特約

がん入院特約はがんで入院した場合に入院給付金が支払われる特約です。

入院1日あたりの給付金額を選んで加入します。入院日額は5,000円や10,000円などがあり,保障を厚くするほど保険料は高くなります。

基本的にはがん保険以外の医療保険終身保険、がん診断一時金が主契約のがん保険に付帯します。

  • がんで入院したときに入院給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 入日額(1日あたり5,000円~など)を契約時に決め、「日額×入院日数」が支払われる
  • がん特約として手術給付金やがん診断一時金とセットになっている保険会社もある

がん手術特約

がん手術特約は、がんで手術した場合に手術給付金が支払われる特約です。

一般的にがん入院特約とセットでがん特約として付帯し、入院日額×倍率で給付されます。

たとえば、日額5,000円で倍率20倍であれば、10万円(5,000円×20倍)が支払われます。

がん入院特約と同様、入院給付金や手術給付金のない医療保険やがん診断一時金が主契約のがん保険などに付帯します。

  • がんで手術したときに手術給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 入院日額(1日あたり5,000円~など)を契約時に決め、「日額×倍率」が支払われる
  • がん特約として入院給付金やがん診断一時金とセットになっている保険会社もある

がん通院特約

がんの治療のために入院を伴わない外来の治療を受けた場合にがん通院給付金が支払われます。

支払い条件は保険会社によって異なり、一般的にがんで入院したあとの通院治療や放射線治療・抗がん剤治療などによる通院治療が対象となります。なお、近年は、抗がん剤治療特約や放射線治療特約も広く販売されています。

  • がんの治療のため所定の通院をしたときに通院給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 通院日額(1日あたり5,000円~など)を契約時に決め、「日額×通院日数」が支払われる
  • がん通院特約の代わりに、抗がん剤治療特約や放射線治療特約を付帯できる保険会社もある

がん診断一時金(診断給付金)特約

がん診断一時金はがんと診断されたら所定の一時金が支払われる特約で、50万円や100万円などから選びます。

また、保険会社によって2年に一回など一時金の支払い回数に違いが見られます。

入院や手術、抗がん剤治療などのがん治療はがんと診断されてから実施されるため、がん診断一時金は真っ先に活用できる可能性が高く、一時金の使い道も幅広いのが特徴です。

  • がんと診断されたときにがん診断一時金(診断給付金)を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 一時金の額(50万円や100万円など)を契約時に決める
  • 支払回数や2回目以降の支払い条件などに違いがある

関連ページ:がん保険の一時金(診断給付金)はいくら必要?相場を解説

抗がん剤・放射線治療特約

所定の抗がん剤治療や放射線治療を受けた場合に支払われる特約で、治療1回につき10万円などとまとまった金額を受け取れます。

抗がん剤治療や放射線治療は、通院しながら実施されることもあり、通院給付金の代わりとして活用することができます。

  • 所定の抗がん剤治療や放射線治療を受けたときに給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 治療1回につき5万円や10万円など給付金の額はあらかじめ決まっている
  • 月に受け取れる回数が決まっているなど、一般的に上限が定められている

女性がん入院特約

女性がん入院特約は、女性特有のがんで入院した場合に入院給付金が支払われる特約です。

がん入院給付金を充実させるために付帯することもあります。

がん情報サービスの統計によると、女性のがん疾患数の第1位は乳房、第5位は子宮となっており、女性特有のがんに備えた特約と言えます。ただ、がん死亡者数では乳房は第5位で、第1位は大腸、第2位は肺、第3位は膵臓、第4位は胃となっていることから、そのほかのがんにも備える必要があります。

  • 女性特有のがんで入院したときに入院給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 日額(1日あたり5,000円~など)を契約時に決め、「日額×入院日数」が支払われる。

外見ケア特約

外見ケア特約は、所定の手術を受けた場合や所定の診断をされた場合に外見ケア給付金が支払われる特約です。

たとえば顔や頭部に生じたがんを摘出したり、頭髪に脱毛の症状が生じたと医師に診断されたりした場合などが対象となります。給付金の額は1回あたり10万円や20万円となります。

  • 所定の手術を受けたときなどに外見ケア給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 1回につき10万円など所定の給付金額が支払われる

がん先進医療特約

がん先進医療特約は、がんに関する先進医療を受けた場合に先進医療給付金が支払われる特約です。

先進医療の技術料相当額が支払われますが、通算2,000万円などの上限が設けられているのが一般的です。また該当する先進医療は、契約時点ではなく治療時点で指定されている先進医療が対象となります。なお先進医療は保険外診療となり、全額自己負担です。

  • 厚生労働大臣が指定する先進医療を受けたときなどに先進医療給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 先進医療の技術料相当額が支払われる

関連ページ:令和4(2022)4月1日|成年(成人)年齢20歳から18歳に引き下げで変わること・変わらないことを解説

がん退院給付特約

がん退院給付特約は、がんの治療が終わり退院した場合に退院給付金が支払われる特約です。

がん通院特約や抗がん剤治療特約のように、退院後の通院治療に対する保障として活用されています。一般的に入院給付金の対象となる入院を5日以上して退院するなどの条件があり、入院日数によって給付金額が異なる保険会社もあります。

  • 入院給付金の対象となる一定の入院をし、退院したときなどに退院給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 10万円や20万円などの一時金が支払われる

がん緩和療養特約

がん緩和療養特約は、がんの治療による身体的・精神的な負担を緩和する治療を受けた場合に支払われる特約です。がんの種類や症状によっては緩和ケアを受けながら治療することも選択肢の一つで、その費用負担を軽減するための特約です。

  • 所定の緩和ケアを受けたときに、緩和療養給付金を受け取れる
  • 一般的に90日間や3ヶ月間の待期期間がある
  • 10万円や20万円などの一時金が支払われる

保険料払込免除特約

保険料払込免除特約は、がんと診断された場合に以降の保険料の支払いが免除される特約です。

がんの治療方法によっては仕事量をおさえたり、仕事を辞めたりする可能性があり、支出を減らし家計に余裕をもたらすことができます。

関連ページ:最新のがん保険の加入率は?性別、年齢、独身/既婚、年収別に調査

 

特約の選び方のポイント

がんの治療費は、がんの種類や症状によって異なるため、どのくらい準備しておけばよいかはわかりません。

ただ、主契約のほかに特約を付帯しておけば、金銭的負担を軽減できる可能性は高まります。一方、保障を充実させると保険料の負担が重くなり、保障を継続できない場合もあります。そのため、あらかじめ予算を決めておき、その範囲内で特約を選ぶことが基本です。

また特約のなかには代替となるものもあります。たとえば抗がん剤治療や放射線治療に備えたい場合、抗がん剤治療特約や放射線治療特約を付帯する方法のほか、通院治療特約を付帯したり、がん診断一時金特約を付帯したりすれば、治療費をカバーすることができます。がん診断一時金は、がんと診断されたら受け取れるため汎用性が高く、さまざまな使途に活用できます。

そのため「入院・手術(主契約)+診断一時金+先進医療」や「診断一時金(主契約)+先進医療」をベースに、入院・手術の保障を手厚くしたり、抗がん剤治療や緩和ケアなどの特定の治療の保障を厚くしたりと、予算の範囲内で検討するとよいでしょう。

関連ページ:がん保険はなぜ必要?がんの治療法と治療費をふまえ、がん保険を選ぼう

まとめ

11種類の特約を紹介しましたが、初めてがん保険を選ぼうとしている人にとっては複雑に感じたかもしれません。各保険会社の特約の内容をよく読むだけでなく、同じような特約を比較検討するとより理解は深まります。必要に応じて保険のプロに相談しながら、自分にとってふさわしい保障を決めていくとよいでしょう。

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