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がん保険

卵巣がんとはどんながん?卵巣がんの医療費はいくら必要?

現在、国民の半数の人が生涯の間になんらかのがんにかかると言われています。

がんには様々な種類がありますが、中でも卵巣がんは女性特有のがんの中でも再発率が高く罹患者の約50%の死亡率がある最も恐ろしいがんの1つです。

本記事では、卵巣がんの死亡率が高い理由や治療法、治療費の目安などをわかりやすく丁寧に解説します。

死亡率が高い理由とはなんでしょう。遺伝的要素は関係しているのでしょうか。治療法や治療費の目安等、卵巣がんと、治療に関するお金についての正確な知識を身につけていざという時のために備えましょう。

本記事のポイント

  • 卵巣がんとは、卵巣に発生するがんの総称で、悪性腫瘍と境界悪性腫瘍の2種類が存在する
  • 卵巣がんの罹患率は、乳がん等と比較すると低いが、4割の人は死亡するがんである
  • 卵巣がんの医療費はおよそ20万から60万円ほど

卵巣について

卵巣は女性の子宮の左右に1つずつある、2〜3センチ程の大きさの臓器です。

女性らしいからだを作りそれを維持するための性ホルモンの分泌を行う機能および、月経開始から閉経までの間、周期的に排卵を行う機能を持っています。

卵巣がんとは

卵巣がんとは、卵巣に発生するがんの総称です。卵巣に腫瘍ができたからといってその全てががんではなく、良性のものや、比較的悪性度の低い腫瘍も存在します。その種類は、下記の3種類が卵巣にできる腫瘍の種類です。

  1. 良性腫瘍
  2. 悪性腫瘍
  3. 境界悪性腫瘍

この中で、中でも卵巣がんと呼ばれるのは悪性腫瘍と境界悪性腫瘍です。がんが進行すると、腹膜播種(はしゅ)といって、大腸や小腸、脾臓などおなかの中の様々な臓器に転移することが多いのも特徴の1つです。

卵巣がんの発生要因

親族が卵巣がんにかかってしまい、いつか自分もがんになるのではないかと不安な人もいるのではないでしょうか。

卵巣がんには遺伝的要素が10%の確率であるといわれています。

また、排卵の回数が多い方が発生率が高いと考えられていて、排卵が一時的に停止する妊娠や出産の経験のない人や、月経開始年齢が早く、閉経が遅い人ほどがんになってしまう危険性が上がってしまいます。他にも、食事や肥満など複数の要因が関係しているのが卵巣がん癌の特徴といえますね。

卵巣がんの症状

卵巣がんが怖いのは、初期症状がほとんどないためがんの発見が遅れやすく、受診時には進行してしまっていることが多い点です。西洋の医学書では『サイレントキラー』とも呼ばれており、女性の体の最深部で静かに大きくなって死亡率を上昇させる恐ろしいがんなのです。

卵巣がんの代表的な症状がこちらです。

  • 下腹部のしこり
  • お腹の張り
  • 頻尿

症状としてはお腹の張り、下腹部にしこりを感じる、頻尿や食欲の低下などがあげれられますが、これらの自覚症状が現れた時はすでに、がんが進行している可能性がありますので、早急に受診しなければなりません。女性にはこういった症状は珍しくないため病院に行くことをためらう人が多いのが現状です。早めの受診が大切ですので、異変を感じたら迷わずに病院受診しましょう。に行くことをお勧めします。

組織型分類

がん細胞はその組織の状態によっていくつかの種類に分類されます。卵巣の腫瘍も例外ではありません。主に下記のように分けられています。

胚細胞性腫瘍(はいさいぼうせい)
上皮性腫瘍(じょうひせい)
性索間質性腫瘍(せいさくかんしつせい)
その他

胚細胞性腫瘍は10-20代にみ見られるがんですが発生率はかなり低く、卵巣癌の90%は②の上皮性腫瘍です。これは卵巣を覆う上皮できる腫瘍で40-60代に多く発生します。

関連する疾患

卵巣がんの要因は様々ですが、子宮や卵巣の疾患が、卵巣がんの原因になることもわかっています。

中でも多くの方が注意しなければならないのが、女性特有の疾患として有名なのが子宮内膜症です。

子宮内膜症は、これは月経のある女性の約10%の確率で発症するものので、友人や近親者で罹ったことがある、もしくは自分自身に発症経験があるという人も多いのではないでしょうか。

実はこの子宮内膜症が原因で卵巣がんになってしまうこともあるのでなるケースがあることが報告されています。この子宮内膜症の中でも卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれる腫瘤のうち、7%が卵巣がんを併発してしまう可能性があります。もはや卵巣がんは人ごととは言えない病気といえますね。

統計から見る発生率

高い死亡率を持つ卵巣がんですが、実際に、事実どのくらいの割合で発症するのでしょうか。

全がん罹患数は女性432,607例で、その内最も多いのは乳がんでであり、20%という高確率で発症しています。卵巣がんにかかるのは13,388例で女性全体からいえば3%ですので、発症率としては低いがんといえますね。

しかし4,876人、40%近くの患者が亡くなってしまう大変死亡率の高いがんでもあるのです。 1年間に10万人あたり14人が発症する計算になっています。年齢別に見ると40代から発症しはじめ、50代から60代をピークに、その後は減少していく傾向にあります。

治療方法

もし卵巣がんにかかってしまった時、どういった治療法があるのでしょうか。次に卵巣がんの治療法を解説します。卵巣がんの特徴を踏まえた上でみ見ていきましょう。

卵巣がんはその大きやや程度、進行度により様々な治療法が検討されます。また、医師が、患者の年齢や体力、体調を検討した上で、最適な治療法が選択します。とも相談しながら決定していきます。

① 手術

最も多く選択されるのが手術によるがん細胞の切除です。がんの進行具合によって片方の卵巣と卵管だけを切除する場合や、両方の卵巣を切除、子宮も全て取り去ってしまうこともあります。

がんの発見が遅れることが多い卵巣がんは、卵巣周辺の臓器に転移してしまっている場合が多いので、その時は大腸や小腸も一緒に切除することがよくありますも少なくありません。さらに、後腹膜リンパ節にも転移が起こりやすいのが特徴です。転移していると思われるリンパ節も手術で全て取り除きます。

② 化学療法

進行した状態で発見されることの多い卵巣がんは、ほとんどの場合まず手術により治療しますが、その後抗がん剤を用いることがほとんどです。全身状態により手術が難しい状態である場合や試験開腹により、原発巣の摘出が困難であると判断した場合は、化学療法を行ってから手術を行うこともあります。

ステージの若い早期発見のがんの場合でも、再発の可能性が高いため手術と抗がん剤治療が併用して行われます。また、体力のない高齢の場合などは先に抗がん剤を用いて腫瘍を小さくしてから手術をすることもあります。卵巣がんは比較的抗がん剤の効果が出やすいといわれているため積極的に抗がん剤が使われるようですね。

③ 分子標的治療

耳慣れない言葉ですが、これは抗がん剤と一緒に行われる治療法で、がんを増殖させる分子を邪魔して進行を遅らせる方法です。

④ 放射線治療

手術後の疼痛などを和らげるために放射線治療も行われます。これはほかの部位のがん治療でもよく使われる治療法です。

このように様々な治療方を多角的に行うのが卵巣がん治療の特徴ですね。そのため入院や通院期間も長くなってしまう傾向があるといえます。

卵巣がんに備えるために必要な保障は?治療費とがん保険でまかなえるとしたらいくらくらいか

今までみてきたように、発症率の低さにくらべ死亡率が高く、複合的な治療がすすめられる卵巣がんですが、気になるのはその治療費です。

ここでは、卵巣がんに罹患した際に安心して治療を受けることができるために必要ながん保険の保障額を確認してみましょう。

卵巣がんは手術をすることがほとんどです。程度によってその範囲が違い、手術費用もそれにより変わるので一概にはいえませんが、およそ20万から60万円ほどが一般的です。それに加えて抗がん剤治療や放射線治療ももちろん費用がかかります。抗がん剤は一回の投薬と休養期間をセットにして1クールと呼びますが、これを腫瘍の程度により数回繰り返し投与します。これも数万〜数十万治療費が必要ですね。

これらの医療費は高額医療保障制度といって、健康保険に加入していれば、健康保険の範囲内で医療費の一部を負担してもらえる制度があります。収入によりますが、一般家庭で1ヶ月の自己負担額が4万〜20万円になります。卵巣がんによって入院、手術した場合の月額の入院費用が100万円だったとしても、高額医療保障制度を利用すれば自己負担は少額でします。

しかし、先進医療費といって保険の効かない新しい治療法や治療薬を使った場合はこの制度の範囲外となり自己負担になってしまいます。また入院中、個室を希望した場合は部屋代も自己負担で賄わなければなりません。大きな金額ではありませんが、入院中の病院食は高額医療保障制度の対象ではありませんので、自己負担となります。さらに抗がん剤を使用した多くの場合髪の毛が抜けてしまうのでウィッグ代なども考えなければなりませんね。

高額医療保障制度は、個人の医療費負担を軽減させる大変優れた制度ではありますが、平均すると10万円前後の自己負担は発生することから、がん保険などで入院中の費用をカバーしておくと安心です。 こんな時に助けになるのががん保険です。しかしがん保険といってもたくさんの種類があり何が良いのかが分からないという人も多いでしょう。

がん保険に加入する場合は、入院した場合の入院給付金や手術給付金、診断時給付金などの保険金額を決定しなければなりません。入院給付金は、例えば大部屋で良いというのであれば1日に7,000円〜15,000円程の入院給付金額が目安となります。個室を希望した場合だと15,000円〜20,000円ほどの保険金額が必要とされています。どが必要です。また、がんと診断された時にまとまったお金を受け取れるがん一時金特約なども便利ですね。たくさんの種類の中から、何が必要かをよく考えて、自分に合った保険を見つけることがとても大切となります。

まとめ

サイレントキラーと呼ばれる卵巣がんは遺伝を含む色々な要因が入り混じって発症し、50%に近い死亡率を持つ恐ろしいがんです。

手術を含め様々な治療が行われるので、いざという時の保険もそれに備えたものが必要となります。必要な保障の金額や加入すべきがん保険の種類がわからないという方は、例えば定期タイプの保険だと、若い内は保険料が安いですが、年齢を重ねるごとに保険料が高額になってしまうデメリットがあるので注意が必要です。終身タイプの保険であれば最初は割高ですが生涯保険金額が変わらないので安心して保険金を払い続けることができます。

多くの保険会社の保険を取り扱い、家庭の経済状況も踏まえた上でアドバイスをくれる独立系のファイナンシャルプランナーへの相談をぜひ利用してみることをお勧めします。個別の状況に応じて、最適なプランを中立の立場でアドバイスしてもらえます。

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