正式名称:無解約返戻金型特定生活習慣病入院一時給付保険(2020) | 基本プラン | 入院一時給付金:100万円※基本プランは募集代理店におけるプラン名称です。 | 保険期間:3年 | 保険料払込期間:3年 | 募集文書番号:(登)B24N1023(2024.5.13)
シンプルプラン | 抗がん剤治療給付金:10万円/月 | 自由診療抗がん剤治療給付金:Ⅰ型 20万円/月 | ホルモン剤治療給付金:5万円/月 | 自由診療ホルモン剤治療給付金:10万円/月 | ガン緩和療養給付金:5万円/月 | ガン治療関連給付金:5万円/月 | 3大疾病保険料払込免除 |3大疾病先進医療給付金:通算2,000万円限度 | 3大疾病先進医療支援給付金:1回につき20万円 | 3大疾病通院給付金:日額5,000円 | 保険期間:終身 | 保険料払込期間:終身 | 募集文書番号:募補05607-20240415
【Dプラン(21)】支払対象薬剤Ⅱ型 | 120回型 | 抗がん剤治療給付金:1か月につき5万円 | 自由診療抗がん剤治療給付金:1か月につき10万円 | 特定薬剤治療給付金:1か月につき2.5万円 | 特定3疾病保険料払込免除特約(21)(Ⅰ型):付加 | 保険期間:終身 | 保険料払込期間:終身 | 募集文書番号:HP-M361-768-24088696(2024.8.5)
更新日:2024年5月23日
死亡原因別で一番多いがんに備えるだけでなく、心臓と脳の疾病にも備えられるのが三大疾病保険、お金の心配をせずに治療を受けられるようにしておくだけでなく、早期発見や早期復帰ができるようなサポートも受けられるようにしておくと安心です。三大疾病保険の基礎的なことをまとめてみました。
三大疾病の「三」とは、生命保険商品では通常「がん(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患」のことを言います。一部では心疾患の代わりに急性心筋梗塞、脳血管疾患の代わりに脳卒中にしている商品もあります。三大疾病の「大」とは、特に定義があるわけではありませんが、がん・心疾患・脳血管疾患が私たちにとって大病だからだと考えられます。下記は日本における死亡者の死因を男女別に表したものです。
※調査は日本における日本人と外国人、ならびに外国における日本人を対象にしています。
資料:厚生労働省「令和4年人口動態調査」をもとに筆者作成
資料:厚生労働省「令和4年人口動態調査」をもとに筆者作成
厚生労働省「人口動態調査」によると、死亡数は156万9050人で前年より12万9194人増加していて、1980年の調査開始以降で最多となっています。性別ごとの死因別では、男性はがん(悪性新生物)が22万3291人で最も多く、2番目が心疾患(高血圧性を除く)の11万3016人、3番目が脳血管疾患の5万3188人となっていて、三大疾病の三つの疾病が1~3番目までに並んでいます。女性もがん(悪性新生物)が16万2506人で最も多く、2番目が心疾患(高血圧性を除く)の11万9948人、3番目は老衰の12万9565人で、脳血管疾患は4番目の5万4293人となっています。三疾病だけで男性は半数近い48.7%が亡くなっており、女性も43.8%となっています。現代の私たちにとって、「がん・心疾患・脳血管疾患」は死に至る大病と言え、三大疾病に対してできる限りの予防と備えをしておきたいところです。
三大疾病保険は「がん・心疾患・脳血管疾患」または「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」を保障対象とした保険で、被保険者が保険会社所定の状態になったときに、まとまった額の給付金を受け取れます。保険会社によっては特定疾病保険や重大疾病保険のような名称にしている場合もあります。
三大疾病保険で給付金を受け取れる所定の状態とはおおよそ下記の通りで、保険によって少し異なります。
「心疾患で1日以上の入院または手術をした時」
「急性心筋梗塞の治療を直接の目的として入院を開始した時。2回目以降は直前の給付該当日から2年経過後に治療目的で入院を開始または継続していた時」
「急性心筋梗塞で1日以上の入院または手術をした時、急性心筋梗塞以外の心疾患は20日以上の継続入院または手術をした時」
「急性心筋梗塞により所定の状態が60日以上継続または治療の手術を受けた時」
なお、給付金の受取回数は無制限の保険もあれば1回のみの保険もあります。給付金を受け取れる要件の詳細については、各保険の「ご契約のしおり・約款」等で確認して下さい。また、一時的な給付金以外の保障を用意している三大疾病保険もあります。詳しくはパンフレットやホームページ等で確認して下さい。
三大疾病保険で保険料払込免除特約を付けていると、給付金を受け取るだけでなく、以後の保険料払込も不要になるので、復帰へ向けて二次的なサポートにもなります。保険料が払込免除になる要件は基本的に給付金受取の場合と同じですが、中には異なる保険もあるので、十分に確認しておく必要があります。
どのような保障でも無いよりあった方が安心できます。しかし、保障が増えれば支払う保険料も増えるので、実際に備える保障は、優先順位を付けてある程度は限定した方が良いです。
病気やケガの中で三大疾病に罹患する可能性を考えてみましょう。厚生労働省「令和2年患者調査」から主な傷病ごとの総患者数を確認してみました。
上記の中で総患者数が特に多いのは糖尿病の579.1万人ですが、三大疾病も、がん365.6万人、心疾患305.5万人、脳血管疾患174.2万人で、単純に足すと総患者数は845.3万人にもなります。かなりの人数であり、他人事とは言えないです。
違う視点で入院した時の日数から経済的負担も考えてみましょう。同じく厚生労働省「令和2年患者調査」から主な傷病ごとの平均在院日数を確認してみました。
平均在院日数はがん(悪性新生物)が19.6日、心疾患は24.6日なので、傷病全体の32.3日と比べたら比較的短いです。しかし、脳血管疾患は平均77.4日なので、平均の2倍以上にもなります。もし2ヶ月半も急に入院することになったら、どのような影響があるのでしょうか?
仕事や家事への影響、家族への影響、治療費等の負担等、方々に大きな影響が想定されます。がんや心疾患で早期に退院できたとしても、治療後にリハビリが必要で長期間通院することもあれば、再発してしまうこともあります。やむを得ず仕事を休職や退職する場合もあるでしょうし、職場復帰できても体調面から同じ仕事ができるとは限りません。家事や子育て等への影響も少なからずあるでしょう。これらによって収入の減少や支出の増加が起こり、家計のやり繰りが大変になってしまうことも考えられます。いざという時に使えるまとまった額の貯蓄があれば影響をある程度抑えられますが、誰でもできることではありません。そこで頼りになるのが保険です。三大疾病に備えるのであれば、三大疾病保険に加入しておくと、もしもの時にはまとまった額の給付金を受け取れるので、経済的にはかなり助かるはずです。
医療技術は日々進歩しており、三大疾病においても治療によって長生きできるようになってきていますが、治療費が高額になったり長期間リハビリが必要になったりして、経済的にかなり負担を強いられる可能性もあります。この様な事が起きても困らないようにするには、貯蓄や保険で安心できる備えをしておくことです。保険で備えるなら下記の保険が考えられます。それぞれ特徴があるので、治療の選択肢を確保できるような保険を選ぶと良いでしょう。
・がん保険…三大疾病のうちがんのみに備えることができ、がん以外の病気やケガは保障の対象外。
・三大疾病保険…文字通り三大疾病に備えることができ、三大疾病以外の病気やケガは保障の対象外。
3つの保険を比べると、
であり、それに連動して
となっています。
また保険料を同程度に揃えた場合、
となります。
まとまった額の給付金を受け取ることで、三大疾病の治療等にかかる費用をまかなうことができます。三大疾病の給付金は所定の状態になれば何回でも受け取れるので、再発した場合でも安心した備えになります(1回しか受け取れない保険も有ります)。
三大疾病の治療では、手術をする場合も有ればしない場合もあります。がんでは通院による治療が増えています。医療保険に加入していて入院給付金や手術給付金の保障があれば、そこから給付金を受け取れますが、がんと心疾患は他の傷病と比べて入院日数が長いとは言えず、手術をしない治療になれば手術給付金を受け取れないので、給付金は意外と少ないかもしれません。しかし、三大疾病保険の給付金はまとまった額の一時給付金が中心なので、もしもの時は百万円単位の給付金を受け取ることも可能です。
三大疾病保険の加入者向けに付帯サービスがあります。例えば、セカンドオピニオンサービス(セカンドオピニオンが可能な医療機関の情報提供等)や24時間電話健康相談サービス(いつでも電話で医師や看護師等に相談可能)等があります。加入者に限定していませんが、保険会社が提供しているアプリで、健康維持促進に関連した脳トレや情報提供等もあり、健康を意識した生活を実現しやすくなります。この習慣が三大疾病予防につながれば有難いです。
三大疾病保険は保険によって給付金を受け取れる要件が異なります。がんの場合、上皮内がんも給付対象に含まれているかどうかや、2回目以降の要件は初回と何が違うか等を確認しておきたいところです。心疾患と脳血管疾患については、まず保障対象が「心疾患と脳血管疾患」なのか「急性心筋梗塞と脳卒中」なのかの確認がとても大事です。心疾患と急性心筋梗塞、脳血管疾患と脳卒中では給付金を受け取れる確率がかなり違うからです。
資料:厚生労働省「令和2年患者調査」をもとに筆者作成
厚生労働省「令和2年患者調査」によると、急性心筋梗塞の総患者数は心疾患全体の僅か2.5%しかありません。急性心筋梗塞を保障対象とした場合、不整脈及び伝導障害や狭心症、心不全等は保障対象から外れるので、大きな差ができてしまいます。
資料:厚生労働省「令和2年患者調査」をもとに筆者作成
脳卒中(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)は脳血管疾患の83.9%なので、心疾患と比べると差は小さいですが、それでも16.1%の疾患が保障対象から外れてしまいます。保障対象が心疾患か急性心筋梗塞、脳血管疾患か脳卒中では受け取れる確率がかなり違うので、注意が必要です。
また、三大疾病保険には給付金の受取回数が1回のみのタイプと複数回受取可能なタイプがあります。1回のみだと一度受け取ったら保障がなくなってしまいます。複数回受取可能な場合は、給付金を受け取ってから次の受け取りまで何日間の免責期間があるのかや、免責期間の計算は三つの疾病を別々にするのか等、保険による違いがあるので注意が必要です。
さらに保障の対象を三大疾病に限定するので、それ以外の傷病は保障の対象外となってしまい、給付金を受取れません。病気やケガに広く備えたい場合は医療保険の方が適しています。三大疾病保険では保障は一時的な給付金の受け取りが一般的であり、入院した日数に応じて受け取れる入院給付金や手術をしたら受け取れる手術給付金等の保障はありません。この様な保障を希望する場合も医療保険の方が適しています。
保障の範囲は広ければ広いほど安心できますが、それに連動して支払う保険料も増えていくので、保障範囲を如何に広くするかよりも希望する保障内容と加入した保障内容に相違ないことが大事です。保険料支払いが負担で日々不安な気持ちになってしまっては本末転倒です。保障と保険料のバランスを大事にしましょう。
三大疾病保険は「がん」「心疾患」「脳血管疾患」になった時のことがとても心配な人に適した保険です。がん保険でがんへ備えたけれども、実は心疾患と脳血管疾患も同じくらい心配な人は結構多いのではないでしょうか?三大疾病保険に加入すると、三大疾病になってしまって治療する時にはまとまった額の一時給付金を受け取れるので、それを治療費に充当したり医療機関への交通宿泊費に充当したりできます。快気祝いとして自分に使っても良いです。
罹患してしまった時に経済的不安なく治療に向き合えるようになるだけでなく、保険会社からの情報提供や付帯サービスにより、早期発見早期治療にもつながるかもしれません。三大疾病保険に加入することで日々の生活が安心に変わりそうな人や安心に変えたい人は、前向きに検討してみると良いでしょう。
三大疾病保険をテーマにした記事の一覧です。『三大疾病保険とは?』『三大疾病保険と他の保険との違い』などから基礎知識の解説など、役立つトピックスを掲載しています。