医療保険の解約で悩んでいませんか?解約のメリット・デメリットと後悔しないために注意したいこととは
高い保険料の支払いに疑問を感じたり、ライフイベントで家庭の経済状況が大きく変化すると、今契約している保険、特に医療保険の解約が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
本記事では、医療保険を解約しようか悩んでいる人に向け、解約のメリット・デメリットや注意点等を紹介します。
そもそも「保険を解約する」とは?
保険の解約とは、契約者側からの申し出により、将来にわたり保険契約を解消することです。
保険会社に解約を申し出ることができるのは、原則保険契約者です。解約手続きも契約者が主体となって行います。
契約の被保険者は解約できない?
契約者と被保険者が異なる保険契約において、一定の条件下において被保険者は契約者に対して保険契約の解約を求めることはできますが、被保険者が主体となって保険会社と解約手続きを進めることはできません。
被保険者が契約者に解約を請求できる条件は、保険金受取を目的として契約者が故意に被保険者を死亡させようとした場合や、離婚等で親族の関係を解消するなど、保険契約後に契約者と被保険者の関係性が大幅に変化した場合などが保険法で定められています。
医療保険の解約を考える理由やタイミングとは?
医療保険の解約を考えるようになる主な理由は、一般的に以下があげられます。
- 今まで健康に問題がないので、医療保険を使う機会がなかった
- 保険料の支払いが困難になった
- 保険料の支払いが無駄に感じる
- よりよい内容の保険に見直したい など
また、就職・転職・失業・退職、結婚や妊娠・出産など、ライフステージとともに経済状況も変化した際に、自分自身の医療保険について要不要を考える人が多いようです。
医療保険を解約するメリット・デメリット
医療保険を解約するメリットとデメリットには以下のようなものが考えられます。
メリット |
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デメリット |
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解約前に確認しておきたい注意点
医療保険の解約を決心する前に注意しておきたいことは、デメリットとしても挙げましたが、今後医療保険の保障が受けられなくなり、契約も元に戻せなくなることといえます。
さらに、保険契約の解約は口頭では出来ず、保険会社への解約書類の提出など、いくつかの手続きを経てようやく正式に解約が成立します。また、解約時には解約返戻金の有無やその振り込み時期等についても、保険会社へ確認する必要があります。
解約後に再度医療保険に加入する際の注意点
もし医療保険の解約後に、ある程度の期間をおいて新しい医療保険への加入を考えている場合は、以下3点の可能性があることに注意をしましょう。
- 健康状態等を理由に新しい医療保険が契約できない場合がある
- 健康状態等を理由に保険料が割増され以前より高くなる場合がある
- 契約年齢が上がるため以前より保険料が高くなる場合がある
また、新しい医療保険の加入と、古い医療保険の契約を解約するタイミングにも注意しましょう。
医療保険の保障が途切れてしまわないよう、古い契約の解約日と、新しい契約の保険始期日を必ず合わせるようにし、新しい医療保険を契約してから古い契約の解約を保険会社に申し出るようにすると、スムーズに新しい契約に乗り換えることができます。
まとめ
医療保険の解約には注意点が多いため、まずはそもそも解約が必要なのか慎重に判断しましょう。契約を解約しても今後に影響がないか、今一度立ち止まって考えてみることが重要です。
もし保険料の支払いが負担で解約を考えている場合は、契約内容の見直しや複数の他の商品と比較してみることをおすすめします。