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終身保険

終身保険とは死亡保障が一生涯続く死亡保険。終身保険の6つの種類の仕組みと特徴を解説

終身保険とは、被保険者が亡くなった場合に死亡保険金、所定の高度障害になった場合には高度障害保険金が支払われる生命保険であり、保障は一生涯続きます。保障が不要になった場合には解約することで解約返戻金が受け取れ、保険料払込総額よりも多くの金額を受け取れることから貯蓄型の生命保険に分類されます。

終身保険には、一般的な終身保険の他に、低解約返戻金型終身保険、積立利率変動型終身保険、利率変動型終身保険、外貨建終身保険、変額保険(終身型)といった種類があります。この記事では、終身保険の基本的な仕組みと6つの種類の特徴を解説します。

本記事のポイント

  • 終身保険は、被保険者が亡くなった場合に死亡保険金や高度障害保険金が支払われる生命保険で、保障期間は一生涯続く
  • 終身保険の種類は、一般的な終身保険、低解約返戻金型終身保険、積立利率変動型終身保険、利率変動型終身保険、外貨建終身保険、変額保険(終身型)の6つ
  • 一般的な終身保険は、葬儀費用や解約返戻金の活用を目的としており、低解約返戻金型終身保険が保険料が割安
  • 積立利率変動型終身保険は将来のインフレリスクに備えたい人に向いている
  • 外貨建終身保険は、高い積立利率や為替差益に期待する人に向いている
  • 変額保険(終身型)は、運用先を自由に選び、積極的に資産運用したい人に向いている

終身保険とは

終身保険は、被保険者が亡くなった場合に死亡保険金、所定の高度障害になった場合に高度障害保険金が受け取れる貯蓄性機能のある生命保険で、保障は一生涯続きます。

保障が不要になった場合、終身保険を解約することで解約返戻金があり、解約するタイミングによって受取額が変わります。また、解約する際には解約手数料や税金などがかかる場合があります。

終身保険は満期がないため、満期保険金はありません

満期保険金がないのは、終身保険は保障期間が一生涯続くため、保障期間が終了する満期が設定されていないためです。そのため、終身保険は被保険者が亡くなるまで保障が続きます。

関連ページ:終身保険の必要性

終身保険の種類は6つ

終身保険は大きく6つの種類に分けることができます。どの終身保険も保障部分は同じですが、解約返戻金の仕組みや運用などの貯蓄機能・積立部分に違いが見られます。また貯蓄機能を重視するほどリスクは高くなる傾向にあり、同じ種類の終身保険でも有期払いや一時払いを選択し保険料払込期間を短くするなどして受取額を増やすこともできます。

①終身保険

終身保険は、解約しない限り保障が一生涯続く生命保険です。保険料払込期間は終身払いや有期払いによって異なり、終身払いは一生涯保険料を払い続けますが、有期払いは10年間や65歳までなど保険料の満了日があります。

毎回支払う保険料の額は、終身払いより有期払いのほうが高くなりますが、保険料払込期間満了以降は払込保険料総額よりも解約返戻金の額が多くなるのが一般的ですので、万が一に備えつつ、将来のまとまった資金準備にも活用することができます。

保険料払込期間

終身または年満了・歳満了まで、一時払いもある

解約返戻金

あり、契約直後はないか、あってもごくわずか

加入目的

死亡保障、葬儀費用や大学入学資金などの資金準備 など

②低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険の保障は一生涯続く生命保険で、保険料払込期間は保険料払込方法の終身払いと有期払いで異なります。一般的には有期払いを選択し、満了日を決めます。保険料払込期間が十分あることなどが条件となりますが、保険料払込期間満了後は、保険料払込総額よりも解約返戻金の額が多くなります。

一般的な終身保険との違いは保険料払込期間までの解約返戻金の額が終身保険よりも少なくなっている分、保険料が割安になっている点です。

保険料払込期間

終身または年満了・歳満了まで、一時払いもある

解約返戻金

あり、一般の終身保険と比べると、保険料払込期間中の解約返戻金の額は少ない

加入目的

死亡保障、葬儀費用や大学入学資金などの資金準備 など

③積立利率変動型終身保険

積立利率変動型終身保険は、一生涯の保障を得られる点や保険料払込期間が払込方法(終身払いか有期払いか)によって異なる点は終身保険と変わりません。有期払いとすれば、保険料の払込満了以降は解約返戻金の額が保険料払込総額を上回るのが一般的です。ただし低金利時には、払込方法が一時払いの商品や外貨建ての商品が主流になる傾向にあります。

積立利率変動型終身保険の特徴は、積立利率が変動する点です。支払った保険料の一部は運用に回され、積立利率が高いほど死亡保険金や解約返戻金の額が増加します。運用成果により積立利率は変動しますが、一般的に最低保証が設けられています。

保険料払込期間

終身または年満了・歳満了まで、一時払いもある

解約返戻金

あり、運用成果(積立利率)により増減する

加入目的

死亡時の葬儀費用などや解約返戻金の活用を目的とし、将来の金利上昇に合わせ、死亡保険金や解約返戻金の額を増やしたい場合など

④利率変動型積立終身保険

利率変動型終身保険は、終身保険ですので、一生涯の保障を得られる生命保険です。基本的な仕組みは終身保険と同じですが、利率変動型終身保険では、保険料は積立部分と保障部分に分けて充当されます。

積立部分は、死亡保障として積立金額に応じた死亡給付金を受け取れ、保険料払込期間満了後には、積立金を活用して、終身保険や年金保険などに変更し、そのときの状況に応じた保障を受けることができます。一方、保障部分はその時々の状況に合わせて死亡保障や医療保障などを組み合わせることができます。たとえば独身のときには医療保障のみとし、結婚後に死亡保障を追加するなどライフステージやライフスタイルに合わせた組み換えを行えます。

保険料払込期間

終身または年満了・歳満了まで、一時払いもある

解約返戻金

選択する保険によって異なる

加入目的

一つの保険で、ライフステージやライフスタイルの変化に合わせて保障を組み替えたい場合など

⑤外貨建終身保険

外貨建終身保険は、米ドル、豪ドル、ユーロなどの外貨建てで運用される終身保険で、円建てよりも高い積立利率の場合に、解約返戻金の額に期待ができる商品です。解約返戻金の額や死亡保障額は、円建ての終身保険と同様、契約時に決まっていますが、外貨建終身保険は外貨建てベースとなります。そのため為替相場の影響を受け、円換算時に解約返戻金の額や死亡保障額が増減します。

たとえば月払保険料が100米ドルの場合、1ドル100円時の保険料は10,000円ですが、1ドル130円になると保険料は13,000円となり、支払う保険料にも影響します。保険金や解約返戻金についても、100,000米ドルで契約していたとしても、契約時よりも解約時のほうが円高となれば、受取額は減少します。なお外貨や円に換算する際には為替手数料がかかりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

保険料払込期間

終身または年満了・歳満了まで、一時払いもある

解約返戻金

あり、円換算時に為替レートの影響で増減する可能性がある

加入目的

死亡時の葬儀費用などや解約返戻金の活用を目的とし、円建てよりも高い積立利率を期待している場合など

⑥変額保険(終身型)

変額保険(終身型)は、保障が一生涯続く死亡保険ですが、死亡保険金額や解約返戻金の額は運用実績によって変動するため、損失が生じることがあります。前述した積立利率変動型終身保険とは異なり、運用先は日本株や海外株など幅広く、死亡保険金や高度障害保険金には基本保険金として最低保証があるものの、解約返戻金の額は払込保険料総額を下回る可能性もあります。なお契約時に運用方針に沿った運用先を選択することができます。

保険料払込期間

終身または年満了・歳満了まで、一時払いもある

解約返戻金

あり、運用実績によって増減する

加入目的

死亡時の葬儀費用などや解約返戻金の活用を目的とし、運用により死亡保険金や解約返戻金の額を増やしたい場合など

関連ページ:終身保険の特徴や仕組みとは?メリット・デメリットも交えて解説

種類別の選び方

一般的な終身保険は、死亡時の葬儀費用や解約返戻金の活用を目的としており、運用で資産を大きく増やすというよりも、必要最小限の保障と解約した場合には払込保険料総額を上回る資金を得られるかどうかを重視する人が多いと思われます。そのため保険料が割安な低解約返戻金型終身保険を選択することが基本となります。

次に終身保険や低解約返戻金型終身保険の貯蓄機能では不十分と感じる場合には、次の種類も選択肢となります。

  • 将来のインフレリスクに備えたい ⇒ 積立利率変動型終身保険
  • 高い積立利率と為替差益に期待したい ⇒ 外貨建終身保険
  • 運用先を選び、積極的に資産運用したい ⇒ 変額保険(終身型)

このように保障のみを重視するか、運用成果も期待するかによってどの種類を選んだらよいか変わってきます。なお一つの保険で保障の組み合わせを変更したい場合は利率変動型終身保険が向いているでしょう。

関連ページ:終身保険の選び方・見直し方

 

まとめ

6つの終身保険について解説しましたが、それぞれ特徴があり、ご自身の状況に合わせた選択が必要です。保険も株式や投資信託と同様、金融商品の一つで、保険の種類によっては複数のリスクを抱えることになります。保険の特徴は比較することで理解を深めることもできますので、今後の保険選びの参考にしていただければと思います。

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