はなさく生命保険株式会社
はなさく生命は、2019年4月に日本生命グループの一員として営業を開始した新しい保険会社です。
時代の変化に合わせ、新たな価値を創造・提供し続ける保険業界の『ニュー・インシュアランス・クリエイター』を目指し、お客さま一人ひとりの人生をサポートするべく、シンプルでお手頃な価格の医療保険等を、オンラインや保険ショップ・保険代理店を通じて、お客様にお届けいたします。
コのほけん!編集部
並木さん
私は大学を卒業してから現在まで、変わらずに保険会社で仕事をさせてもらっています。
保険というのは、広く加入者から集めたお金を、損失を受けた人にお渡ししていくという仕組みですが、こういった仕組みに社会的な意義があるものと感じることができたので、保険会社で働くことを決めました。
コのほけん!編集部
並木さん
保険の加入の目的は人それぞれですが、共通するのは、何か将来的な不安があって、加入いただくものだということです。保険に加入することで不安が少しでも取り除かれ、お客様が日々前向きに過ごしていただく一助になれたらと思い仕事をしています。
コのほけん!編集部
並木さん
弊社は2022年4月に「はなさく医療」のリニューアル(商品改定)をしたのですが、その担当をしておりました。
「はなさく医療」は、入院・手術といった基本保障に加え、オプション(特約)で幅広い保障を備えることができる保険です。
今回のリニューアルのポイントは3点あります。
ポイント
「はなさく医療」には、がん、心疾患、脳血管疾患などの病気によって所定の治療等をした場合に一時金をお支払いする「特定疾病一時給付特約」がありますが、この保障範囲を拡大しています。例えば、がんによる一時金の2回目以降のお支払いについて、従来は入院することが必要でしたが、今回の改定で、入院だけでなく、所定の手術、放射線治療、抗がん剤治療の通院でもお支払い可能なように変更しました。
女性のお客様向けの特約として、女性に多い病気による入院・手術の保障に特化した「女性医療特約」がありますが、この保障も強化しています。具体的には、手術の保障範囲を拡大し、従来から保障対象としていた乳房、子宮、子宮附属器の手術に加えて、女性に多い甲状腺・副甲状腺の手術を保障範囲に加えました。
保険料払込免除特約は、所定の条件を満たした場合に以後の保険料を不要にする特約ですが、この保障範囲も拡大しています。従来の保障範囲は、がん、心疾患、脳血管疾患などの所定の病気が対象でしたが、所定の病気に加えて、身体障害状態や要介護状態になった場合にも保険料の払込が不要になるタイプを選択可能にしました。
コのほけん!関連ページ:はなさく生命 はなさく医療の見積もり・シミュレーション【コのほけん!】
コのほけん!編集部
並木さん
今回の「はなさく医療」のリニューアルに限定した話ではありませんが、近年の保険業界は商品競争が非常に激しくなっているマーケットです。
「はなさく医療」は、2019年6月の発売以後、2020年10月の改定を経て、この2022年4月に再び改定、と頻繁に改定しています。この短期間の商品改定は5、6年前であれば保険業界では考えられないようなスピードです。
お客様に選ばれる商品を提供し続けるために、商品改定を続けていく必要がありますが、そのスパンはどんどん短くなってきています。仮に、発売当時は最高水準といえるような商品であっても、あっという間に追随され、2、3年もすれば最早「標準的」になってしまう、そういったマーケット環境になってきています。
こういった状況の下、直近2020年10月に改定した「はなさく医療」も、このタイミングであらためて強化をしようと。特に、三大疾病保障、女性向け保障、保険料払込免除の保障については、お客様が「はなさく医療」を選んでいただく際、重視されている保障になりますので、特にこれらの保障では、しっかりと「はなさくは手厚い」と思っていただけるような商品にしよう、という話になりました。
コのほけん!編集部
今回の開発で苦労した点はありますか?
並木さん
先ほどお話ししたとおり、今回の「はなさく医療」リニューアルは、三大疾病保障、女性向け保障、保険料払込免除の保障強化、というのがテーマとしてありました。
ただ、これらの保障は、他社さんも既に充実した保障を提供されている領域でもあります。この中で、「はなさく医療」を特に魅力的と思っていただけるには、どういった強化が必要か、というのが皆で頭を悩ませたところです。
たとえば、仮に、闇雲に保障を拡大すれば、あるいは、保険料を極端に安くすれば、たしかに「お客様にとって魅力的な商品」に見えるかもしれません。しかし、そういった極端な商品を発売してしまえば、将来的に、最悪の事態としては、お約束したとおりの給付金のお支払いができず、結局お客様にご迷惑をおかけするといったことも考えられてしまいます。そもそも保険商品というのは、「加入したら終わり」ではありません。たとえば、30歳でご加入いただいた場合、「はなさく医療」のような保険期間が終身の保険であれば、保険期間は50年、60年と続くわけです。50年、60年、あるいはそれ以上にわたる超長期の期間、給付金のお支払いをはじめとする保険会社としての責任を全うできるもの、というのが保険商品としての大前提になります。
こういった「お客様にとって魅力的であること」と「会社として超長期的に保障責任を全う可能であること」のバランスの中で、しっかりと「強み」を持った新しい「はなさく医療」をどのように作っていくか、というのが、開発にあたっての難しさでした。
コのほけん!編集部
並木さん
今回のリニューアルで三大疾病保障、女性向け保障、保険料払込免除の保障がさらに充実しているので、がん、心疾患、脳血管疾患が心配な方や、女性向けの保障を充実させたい方には特におすすめです。
実際の「はなさく医療」の加入状況としても、加入者の約67%が女性となっており、特に女性の方に選んでいただいている状況です。
コのほけん!編集部
並木さん
インターネット手続きであれば、一定の条件がありますが、給付金の支払いは最短翌営業日です。
郵送でのやりとりであれば当然時間はかかりますし、不備などの状況でお支払いに要する日数は変わります。
はなさく生命 保険金・給付金等のご請求方法
2022年6月にローンチしたのですが、既契約者様マイページからオンライン上で給付金請求が完結するサービスを開始いたしました。
お客様がスマホで診療明細書もしくは診断書の写真を撮ってアップロードしていただくと、自動的に内容を読み取り、当社で確認した後、不備がなければ最短翌営業日にお支払いをするというシステムです。
また、新規の契約の手続きの場合も、インターネット申し込みであれば、最短翌日には契約が成立するなど、契約の手続きから給付金の支払いのところまで、スムーズさを意識して設計しています。
当社では、保険料の手頃さや保障の充実度だけでなく、顧客体験というところを重視しています。
保険の申し込みにあたり、保険料はずっと払い続けるものであるため、保険選びの時はどうしても保険料の安さと保障内容が気になります。
本インタビューを通して、保障の充実度や実際の契約から給付金の支払いまで、そして、長期にわたって保障を提供できるのかという点まで気を配る必要性があることがわかりました。
保険を選ぶ際には、その保険会社のソルベンシーマージン比率などの指標だけではなく、どんな考えを持っているのかというところも知ることも大事なポイントです。
本インタビューがお客様の保険選びの参考になれば幸いです。
コのほけん!関連ページ:はなさく生命の見積もり・シミュレーション【コのほけん!】
はなさく生命保険株式会社
※本インタビュー記事は2023年7月20日時点の内容です。
(出典{公財}生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」厚生労働省「令和2年患者調査」より)
今回新設した「継続入院保障あり型」を選択いただくことで、短期入院はもちろん、思いがけず入院が長引いてしまったときでも、お役に立てる保障となっています。
*1 最終の検診対象期間満了日は、この特約の保険期間満了日とします。このため、契約年齢によっては、最終の検診対象期間が1年となる場合があります。
*2 最終の検診対象期間の場合、最終の検診対象期間満了時(この特約の保険期間満了時)となります。
※責任開始日から90日経過後に女性特定がんと診断確定された場合に限ります。(責任開始時前にがんと診断確定されていないことを要します)
改定のポイント
([出典]国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国罹患モニタリング集計(MCIJ)、 [出典]厚生労働省「2019(令和元)年 国民生活基礎調査(健康票)より)
〈裏〉
代HS-23-285-460(2023.12)