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生命保険(死亡保険)

読んだことがありますか?生命保険会社のディスクロージャー誌について

保険会社のディスクロージャーによって、保険を検討している人や加入者が保険会社の経営状態を確認することができます。ただ、初めて保険を選ぶ方はもちろん、ほとんどの方はディスクロージャーを見て保険会社の経営状態を把握するのは難しく、時間があったとしてもなかなか生命保険会社が公開しているディスクロージャー誌を見ることは少ないのではないでしょうか。今回は、保険会社のディスクロージャー誌について紹介します。

ディスクロージャーとは

ディスクロージャーとは、会社の経営状態を公開することを意味します。保険会社は契約者から集めた保険料を積み立てたり、運用したりして将来の保険金や給付金の支払いに備えなければなりません。

そのため、保険会社のディスクロージャーによって、保険を検討している人や加入者が保険会社の経営状態を確認することができます。ただ、初めて保険を選ぶ方はもちろん、ほとんどの方はディスクロージャーを見て保険会社の経営状態を把握するのは難しく、時間があったとしてもなかなか生命保険会社が公開しているディスクロージャー誌を見ることは少ないのではないでしょうか。

生命保険会社のディスクロージャー誌

生命保険会社は、法律でディスクロージャー誌を作成することが義務付けられており、ディスクロージャー誌に掲載する内容についても、保険会社の都合によって変化しないよう、決められています。

生命保険会社が公開するディスクロージャー誌のおもな内容は次のとおりです。

<ディスクロージャー誌のおもな内容>

会社の概況 沿革、組織、店舗網、株式・株主の状況(株式会社)、総代(相互会社)、役員、従業員の状況など
業務の内容 主要な業務の内容、経営方針など
事業の概況 商品一覧、営業職員・代理店体制、公共福祉活動など
財産の状況 計算書類(貸借対照表、損益計算書など)、不良債権の状況、ソルベンシー・マージン比率、有価証券等の時価情報など
業務の状況 決算業績の概況、契約増加率等の指標、資産運用の概況など
会社の運営 リスク管理の体制、法令遵守の体制、個人データ保護についてなど

※出所:生命保険協会「生命保険会社のディスクロージャーって何のこと?」

 https://www.seiho.or.jp/data/publication/tora/pdf/tora_1.pdf

ディスクロージャー誌の内容はどんなもの?何を見たらいいの?

ディスクロージャー誌に記載されているおもな内容は先ほど紹介したとおりですが、ここでは具体的に見るべきポイントを紹介します。これから初めてディスクロージャーを見る方は、まずはここで紹介するポイントを中心に見ると分かりやすいでしょう。

(1) ソルベンシーマージン比率

ソルベンシーマージン比率は、支払余力を(%)で示したものです。保険会社は将来の保険金などの支払いに備え、責任準備金として積み立てていますが、予想していない大幅な経済変化などにより、支払い能力が低下する可能性があります。保険会社は受け取った保険料を国債や株式等に投資していますので、通常のリスク管理ではカバーしきれない状況に陥ったときでも保険金などを支払えるかどうかが重要となります。ルベンシーマージン比率が200%を超えていれば、保険会社の健全性基準を満たしていると判断できますので、まずはソルベンシーマージン比率を確認しましょう。

(2) 資産割合

保険会社の商品には、掛け捨てタイプだけでなく、運用をして積極的に利益を上げるタイプもあります。また円建だけでなく外貨建てもあることから、各保険会社がどのような資産運用をしているかを確認することが大切です。

資産運用の割合は、「貸借対照表」と呼ばれる財務諸表で確認することができます。とくに「有価証券」の内訳を見ると、リスクのある証券にどの程度投資しているかを見ることができます。一般的に公社債(国債や社債)はリスクが低く、株式は値動きがあり、大きく利益をもたらすこともあれば、損失を被ることもあり、リスクは高くなります。外国証券も同じですが、為替変動の影響を受けることから、円建てよりもリスクがあります。

保険会社は運用のプロとして預かった保険料を増やす必要がありますので、公社債のみで運用するわけにはいきません。公社債と株式、外国証券の割合(ポートフォリオ)を決め手、リスクを軽減しながら最大の利益を得られるよう取り組んでいます。

(3) 責任準備金

有価証券は貸借対照表の「資産の部」に該当しますが、「負債の部」に該当するのが責任準備金などの保険契約準備金です。責任準備金は、将来の支払いに備えて保険料や運用収益を積み立てておく準備金で、法令で義務付けられています。保険会社は将来支払う保険金等を責任準備金として負債に計上していますので、単年度単位では実際よりも多くの負債を抱えていることになります。責任準備金の金額を読み取ることで、将来どの程度の支払を控えているかを確認することができます。

(3) 経営成績

各保険会社の経営成績は、「損益計算書」を見ると分かります。損益計算書は事業年度の経営成績を表しており、一般的には収入よりも支出の方が大きければ、経営成績は悪いと判断できます。

保険会社の収入は保険料をはじめ、資産運用による利益となります。利息や配当金、売却益などです。一方、支出は保険金や年金、給付金などの支払い、有価証券の売却損などが該当します。収入より支出が少なければ経営成績は良いと言えますが、保険会社の場合、保険料を先に受け取り、数十年後に保険金などの支払が発生しますので、単年度のみで判断するのは難しい面があります。そのため、貸借対照表やソルベンシーマージン比率など他の経営指標と合わせて考えていく必要があるでしょう。

(4) 事業費

皆さんが支払う保険料には、保険会社が会社を運営していくための事業費も含まれています。事業費が他の保険会社と比べて多ければ、その分、保険料が高くなりますので、保険料の設定に大きく影響します。会社の規模によって事業費も変化しますので、単純に比較することは難しいですが、加入者に直接関係のある支出として確認しておくといいでしょう。なお、事業費も経営成績に含まれますので、損益計算書に記載されています。

ディスクロージャー誌はどこで見れる?

ディスクロージャー誌は、作成と内容だけでなく、誰でも閲覧できる状況におかなければなりません。そのため、法令の規定により、各保険会社はディスクロージャー誌を本社や支社などに置いておく義務があります。また生命保険協会の本部と地方連絡所でも閲覧することができますので、お近くに保険会社の支店がない場合は、生命保険協会の連絡所を利用しましょう。

ディスクロージャー誌は、上記の本店や支店だけでなく、各保険会社のホームページでも閲覧できます。ディスクロージャー誌のうち、ソルベンシーマージン比率など重要な内容を特にピックアップして分かりやすく掲載している保険会社もありますので、参考にしてみてください。

まとめ

ディスクロージャー誌は、会社の経営状態を表している資料ですので、専門用語も多く、会計や簿記などを使った仕事に就いていないと経営内容を理解するのは難しいかもしれません。加えて、生命保険会社特有の用語もありますので、一般的な会計や簿記の知識だけでは対応できない可能性もあります。

ディスクロージャー誌を詳しく分析できなくても、ソルベンシーマージン比率や信用格付など、数値や符号で保険会社同士を比較することもできますので、それらと合わせて確認するといいでしょう。

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