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生命保険(死亡保険)

弁護士費用保険とは?個人で入れる?利用するメリット・デメリットなどを解説

弁護士費用保険は、何らかのトラブルで訴訟などになった場合に、弁護士費用等が補償される保険です。身近な例としては、任意加入の自動車保険の弁護士費用特約があります。本記事では、弁護士費用保険の概要、利用するメリット・デメリット、加入する方法について説明します。

本記事のポイント

  • 弁護士費用保険とは訴訟等における弁護士費用等を補償する保険
  • 一番身近な弁護士費用保険は、任意加入の自動車保険の「弁護士費用特約」
  • 個人で加入できる弁護士費用保険は、少額短期保険の商品のみ。あとは、団体加入もしくは損害保険商品の特約としての加入

弁護士費用保険とはどんな保険?

弁護士費用保険は、訴訟等における弁護士費用を保険金として支払ってもらう保険です。具体的には、契約トラブルや不動産取引のトラブル、交通事故の損害賠償請求などが該当します。

弁護士費用保険には、個人向けと法人向けがあります。個人向けの弁護士費用保険は、自己や家族が法律的トラブルに巻き込まれた場合に利用することができます。一方、法人向けの弁護士費用保険は、企業が取引先や顧客などとのトラブルに巻き込まれた場合に利用することができます。

弁護士費用保険には、保険金限度額や自己負担金などの条件があります。具体的な条件は、保険会社によって異なるため、自分にとって最適な保険を選ぶためには、複数の保険会社の保険内容を比較することが重要です。

なお、弁護士は、原則、自分で決めることができます。

自動車保険の弁護士費用特約は何を補償する?

私たちにとって、もっとも身近な「弁護士費用保険」は任意加入の「自動車保険」の特約のひとつである「弁護士費用特約」です。
自動車保険の弁護士費用特約は、自動車事故で自分が被害者となる場合に使います。自動車事故の加害者側に損害賠償を請求する場合に必要な弁護士費用や訴訟費用、法律相談費用等を補償するためのものです。保険会社が対応できない事故に遭った時に役立ちます。この特約は、人身事故や物損事故に関わる被害に対して適用されます。

弁護士費用特約の使用有無は、自動車保険の等級には影響せず、1事故あたり300万円程度まで補償されることが一般的です。

自動車保険における弁護士費用特約の加入率は、保険会社によって異なりますが、セゾン自動車火災保険株式会社によると57.5%(2022年3月末時点)となっています。

関連記事:弁護士費用保険の普及促進と社会的意義について

弁護士費用保険を利用するメリット

弁護士費用保険を利用するメリットは、以下の通りです。

費用が安く済む

弁護士費用は高額なため、自己負担することができない場合があります。弁護士費用保険に加入していれば、自己負担額を抑えることができるため、費用が安く済みます。

法的知識が不足していても安心

法律に詳しくない人が法律的トラブルに巻き込まれた場合、弁護士費用保険を利用すれば、保険会社が代理人として弁護士を手配してくれます。自分で弁護士を探す必要がないため、法的知識が不足していても安心です。

弁護士が交渉するため、ストレスが少ない

代理人として弁護士が保険会社対応等も含め手配してくれ、自分で交渉をする必要がないため、ストレスが少なく済みます。

弁護士費用保険を利用するデメリット

弁護士費用保険を利用するデメリットは、以下の通りです。

待機期間がある

弁護士費用保険は、加入してから補償されるまでに待機期間があるものがあります。

利用条件が厳しい場合がある

弁護士費用保険には、利用条件があります。保険会社によって異なるため、条件をよく確認しておく必要があります。また、保険金が支払われるまでに時間がかかる場合があるため、早期解決が必要な場合は、利用しづらいこともあります。

個人で弁護士費用保険は必要?加入できる?

個人で弁護士費用保険を加入することは可能ですが、必要性は個人によって異なります。法律的トラブルに巻き込まれる可能性が高い場合や、弁護士費用を自己負担することができない場合は、加入することを検討してみてください。

現在、単独の商品で個人で加入することができるのは少額短期保険会社が取り扱いをしている4商品のみです。

また、保険会社によって加入条件が異なるため、自分にとって最適な保険を選ぶことが重要です。自分に合った保険を選ぶためには、複数の保険会社の保険内容を比較することが重要です。

まとめ

弁護士費用保険は、法的トラブルに陥った際に弁護士費用をカバーしてくれる保険です。弁護士費用を自己負担することができない場合や、法律に詳しくない場合には、利用することを検討してみてください。

弁護士費用保険を利用するメリットは、加入する保険商品によっては、保険会社が代理人として弁護士を手配してくれるため、自分で弁護士を探す手間が省けることや、保険会社が交渉を行ってくれるため、ストレスが少なく済むことなどが挙げられます。

一方で利用条件が厳しい場合があることなど、デメリットもあります。個人で弁護士費用保険を加入する場合は、自分に合った保険を選ぶことが重要です。

弁護士費用保険は、法的トラブルに備えて加入することができる保険の1つです。保険会社や保険内容を比較し、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。

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