【調査結果】2022年10月の火災保険値上げに関する意識調査
国内最大級の保険選びサイト「コのほけん!」を運営する Sasuke Financial Lab 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松井清隆、以下「当社」)は、「2022年10月の火災保険値上げに関する意識調査」を実施しましたので、調査結果をお知らせいたします。
調査期間は2022年8月1日の1日間で、全国の20歳以上の男女を対象に、インターネットリサーチを実施し、240名の有効回答を集計しました。
調査結果
Q1 火災保険に加入していますか?
■最多は「はい」51.3%
Q1 | 火災保険に加入していますか? | % |
1 | はい | 51.3 |
2 | いいえ | 33.3 |
3 | 知らない・わからない | 15.4 |
全体(N数) | 240 |
過半数の方が火災保険に加入されている一方、火災保険に加入していない方が3割いらっしゃる現状がわかりました。
Q2 火災保険で保険の対象にしているものをお選びください。
■最多は「建物と家財の両方」58.5%
Q2 | 火災保険で保険の対象にしているものをお選びください。 | % |
1 | 建物と家財の両方 | 58.5 |
2 | 建物のみ | 28.5 |
3 | 家財のみ | 4.9 |
4 | 知らない・わからない | 8.1 |
全体(N数) | 123 |
Q1で「火災保険に加入している」とご回答いただいた方(123人)を対象に、火災保険を何にかけているのかについて質問したところ、「建物と家財の両方」にかけられている方が多いことがわかりました。
「家財のみ」とご回答いただいた方は、賃貸などにお住まいの方であることが推測されます。
Q3 火災保険の保険料は、年々値上げされていることをご存知ですか?
■最多は「知らない・わからない」55.0%
Q3 | 火災保険の保険料は、年々値上げされていることをご存知ですか?: | % |
1 | 知っている | 20.8 |
2 | 知っているが詳しくは知らない | 24.2 |
3 | 知らない・わからない | 55.0 |
全体(N数) | 240 |
火災保険の保険料は、損害保険各社でつくる「損害保険料率算出機構」が定める「参考純率」を目安として各損害保険会社が決定します。その「参考純率」は近年の自然災害の増加による保険金支払いの増加に伴い、年々引き上げされています。
この点について「知っている」「知っているが詳しくは知らない」方が45%いる一方、55%の方は知らないという実態がわかりました。
関連記事:2022年10月火災保険の保険料全国平均で10.9%値上げ、契約期間最長10年→5年に短縮
Q4 火災保険の保険料が10月に値上げになる可能性があることをご存知ですか?
■最多は「知らない・わからない」71.7%
Q4 | 火災保険の保険料が10月に値上げになる可能性があることをご存知ですか? | % |
1 | 知っている | 11.7 |
2 | 知っているが詳しくは知らない | 16.7 |
3 | 知らない・わからない | 71.7 |
全体(N数) | 240 |
火災保険の保険料の基準となる参考純率の引き上げについて、新聞やテレビニュースなどのメディア各社で報道されていますが、大多数の方はいつ値上げになるのか等も含めて把握されていないようです。
Q5 火災保険の保険期間が短くなることをご存知ですか?
■最多は「知らない・わからない」81.7%
Q5 | 火災保険の保険期間が短くなることをご存知ですか? | % |
1 | 知っている | 7.9 |
2 | 知っているが詳しくは知らない | 10.4 |
3 | 知らない・わからない | 81.7 |
全体(N数) | 240 |
今回の参考純率の引き上げ以外にも、契約年数の見直し(現状最長10年から5年への短縮)が実施される見込みですが、この点についてもほとんどの方がご存知ないようです。
Q6 火災保険は契約の期間が長い程、割引率が高くなることをご存知ですか?
■最多は「知らない・わからない」66.7%
Q6 | 火災保険は契約の期間が長い程、割引率が高くなることをご存じですか? | % |
1 | 知っている | 16.3 |
2 | 知っているが詳しくは知らない | 17.1 |
3 | 知らない・わからない | 66.7 |
全体(N数) | 240 |
火災保険は契約期間が長いほど保険料の割引率が高くなる傾向がある、つまり、「長期契約は保険料が安くなる」傾向にあります。この点について、「知っている」「知っているが詳しくは知らない」を合わせても認知度は33.4%にとどまるようです。
Q7 火災保険への申し込みもしくは見直しを考えていますか?
■最多は「知らない・わからない」46.7%
Q7 | 火災保険への申し込みもしくは見直しを考えていますか? | % |
1 | 考えている | 11.7 |
2 | 考えていない | 41.7 |
3 | 知らない・わからない | 46.7 |
全体(N数) | 240 |
火災保険の申し込み・見直しを考えている方は11.7%にとどまり、2022年10月の火災保険の値上げに対しての関心度の低さが垣間見えます。
Q8 火災保険の申し込みもしくは見直しについて相談できる相手はいますか?
■最多は「わからない」42.9%
Q8 | 火災保険の申し込みもしくは見直しについて相談できる相手はいますか? | % |
1 | 自分で決められるので相談しない | 10.4 |
2 | いる | 25.4 |
3 | いない | 42.9 |
4 | わからない | 21.3 |
全体(N数) | 240 |
火災保険の申し込みや見直しについて相談できる相手がいると答えた方は全体の25.4%でした。
Q9 火災保険について相談会があったら参加したいですか?
■最多は「いいえ」50.8%
Q9 | 火災保険ついて相談会があったら参加したいですか? | % |
1 | はい | 11.7 |
2 | いいえ | 50.8 |
3 | わからない | 37.5 |
全体(N数) | 240 |
Q7とQ9の回答結果をみると、火災保険については相談したいと考える方が少ない可能性が見えてきました。
Q10 火災保険を選ぶ際に重視する(した)ことをお選びください。(複数回答)
■最多は「保険料の安さ」49.6%
Q10 | 火災保険を選ぶ際に重視する(した)ことをお選びください。(複数回答) | % |
1 | 保険料の安さ | 49.6 |
2 | 補償の充実度 | 47.9 |
3 | 保険会社などのブランド | 20.8 |
4 | 安心感 | 38.8 |
5 | 簡便な手続き方法 | 17.1 |
6 | プランのバリエーション | 9.2 |
7 | 割引 | 22.1 |
8 | サービス | 16.3 |
9 | 特になし | 25.4 |
全体(N数) | 240 |
火災保険を選ぶ際に重視するのは「保険料の安さ」、次いで「補償の充実度」を挙げられている方が多く、あとは「安心感」「ブランド」など、保険金の支払いの際に関係してくる部分について重視される方が多いようです。
総括
近年、自然災害の増加により損害保険会社各社の保険金の支払いが増加しています。
それに伴い、火災保険の保険料の目安となる「参考純率」の引き上げが続いていますが、一方で、値上げについてそこまで知られていない実態が今回のアンケート調査で見えてきました。
よい機会ですので、10月の料率改定の前に、一度、ご自身の火災保険の内容について確認してみてはいかがでしょうか?
調査概要
調査名:2022年10月の火災保険値上げに関する意識調査
調査対象:インターネットモニター会員を母集団とする全国の20歳以上の男女
調査期間:2022年8月1日
調査方法:インターネットリサーチ
対象者:属性詳細:
男性 | 女性 | 合計 | |
20代 | 10 | 29 | 39 |
30代 | 19 | 34 | 53 |
40代 | 36 | 26 | 62 |
50代 | 27 | 27 | 54 |
60代 | 19 | 13 | 32 |
合計 | 111 | 129 | 240 |
■■報道関係者さまへのお願い■■
本リリース内容の転載にあたりましては、「コのほけん!編集部 調べ (https://konohoken.com/) 」と表記いただけますよう、お願い申し上げます。