ランキングから選ぶ
保険を比較する
保険会社から探す
保険のコラムを読む

生命保険(死亡保険)

損せず生命保険を解約するタイミングはいつ?解約時の注意点をまじえて解説!

生命保険は、万が一に備えるためのものですが、生命保険の解約はタイミングによっては損をする可能性もあります。

そこで、この記事では生命保険を解約する前に確認しておきたいデメリットや、解約のタイミング、解約して損をするかどうかのチェックポイントや注意点について解説します。

この記事のポイント

  • 生命保険の解約には「保障がなくなる」「再加入が難しくなる」「返戻金が少なく損をする可能性がある」など重要なデメリットがある。
  • 解約の最適なタイミングは目的により異なり、保険の見直し時は新しい保障が開始してから解約するとよい。
  • 解約時は「課税の有無」や「返戻金の受取り時期」など注意点を事前に確認し、損を最小限にすることが重要である。

解約する前にチェックしておきたい!生命保険を解約するデメリットとは

解約する前にチェックしておきたい!生命保険を解約するデメリットとは

生命保険は、万が一の際にご家族やご自身の大切な方をサポートするために、重要な役割を担う保険です。

しかし、やむを得ず途中で保険を解約することになる可能性もあるかもしれません。保険を解約する前にチェックしておきたいデメリットは下記の通りです。

  • 万が一の際の保障がなくなる
  • 新しい生命保険へ加入できなかったり、保険料が値上がりすることもある
  • 解約のタイミングによっては損をする

万が一の際の保障がなくなる

生命保険は、病気や事故などの万が一の際に保障を提供します。解約すると、その保障が受けられなくなります。

保障を失っても本当に問題がないのか、保険契約を解約する前に慎重に検討しましょう。

新しい生命保険へ加入できなかったり、保険料が値上がりすることもある

保険の解約後、新たに生命保険に加入しようと思っても、保険料が高くなったり加入自体ができなくなったりする可能性があります。

加入ができなくなる主な原因には、以前保険の契約をしたときよりも、健康状態が悪化していることなどが挙げられます。

また、保険料は申込時の年齢で計算されるため、一般的に年齢を重ねてから申込むほど高くなるのが一般的です。

解約のタイミングによっては損をする

契約を解約するタイミングによっては、損をしてしまう可能性もあります。

生命保険は、契約期間中に保険料を支払うことで、解約時に返戻金を受け取ることができます。ただし、契約期間が短かったり保険料が高額だったりする場合は、返戻金が少なくなる可能性があります。解約前には、保険料と返戻金の関係をしっかり確認しておくことが大切です。

また、保険契約によっては、解約返戻金がないか、あってもごくわずかである可能性もあります。ご自身が契約されている保険の内容をきちんと把握し、どうするか検討しましょう。

以上のように、生命保険を解約することにはデメリットがあるため、解約する前には必ずデメリットを確認し、自分にとって最善の方法を選択することが重要です。

関連記事:生命保険を解約するメリット・デメリットや損をしない4つの方法

生命保険を解約するベストなタイミングとはいつ?

生命保険を解約する最適なタイミングは、解約する目的によって異なります。

まとまった資金が必要なとき

まとまった資金が必要な場合には、保険契約の満了時に解約するのが最も損をしづらい方法です。

保険料を支払っている間に、もし事故や病気に遭った場合は、解約後は保障を受けられなくなってしまうため、解約のタイミングを誤ると損をすることがあります。

保険の見直しを行うとき

保険の見直しによる解約の場合は、新しい保険契約の保障が開始されてから、既存の契約を解約するのが望ましいです。

新しい保険の内容や保険料を比較し、最も適した保険を選ぶためにも、既存の契約を解約するタイミングを適切に調整することが重要です。

繰り返しになりますが、生命保険の解約にはデメリットもあるため、解約する前には必ず慎重に検討しましょう。

生命保険を解約するときの注意点

生命保険を解約する場合には、いくつか注意点があります。ここでは、特に重要な2点について解説します。

50万円を超える解約返戻金は課税対象

生命保険の解約をして保険会社からの解約返戻金を一括で受け取った場合、この解約返戻金は払込んだ保険料との比較により課税の対象となるか否かが決まります。

解約返戻金と払込んだ保険料の差額が50万円を超えた場合、50万円までは控除対象となりますが、超えた金額の半分に対して所得税がかかります。

一方、50万円を超えない場合には所得税は発生しません。

解約返戻金 – 払込済みの保険料総額 – 特別控除額(最高50万円)= 一時所得の金額

税金を計算する際には、上記の式で算出した一時所得の2分の1に相当する金額を、給与所得などそれ以外の他の所得と合算して総所得金額を計算します。

なお例外もあります。一時払養老保険、一時払損害保険など保険期間が5年以内など一定の要件を満たすものの差益等については、20.315パーセント(所得税および復興特別所得税15.315パーセント、地方税5パーセント)の税率による源泉分離課税で計算をすることになります。

解約返戻金の受取りまで時間がかかる

解約返戻金がある契約であれば、生命保険を解約すれば解約返戻金が支払われます。しかし、解約返戻金の受取りまでに、時間がかかることもあります。

そのため、解約の際には解約返戻金の支払いがいつになるのか事前に確認し、それにあわせ解約の準備をするとよいでしょう。

生命保険の解約の手続きの流れ

一般的に、生命保険の解約は次のような流れとなります。

  1. 解約を申し出る
    :保険会社に対して、解約の申し出を行う。
  2. 解約請求書に記入する
    : 保険会社から送付される解約請求書へ必要事項を記入する。
  3. 解約請求書を提出する
    : 解約請求書を保険会社へ提出する。
  4. 解約返戻金を受け取る
    : 解約返戻金がある保険契約であれば、保険会社から解約返戻金が支払われる。
  5. 解約手続き完了通知を受け取る
    :保険会社から解約手続きが完了した旨の書面と、解約返戻金が支払われた場合には支払明細通知書が送付される。

関連記事:誰でもできる生命保険の解約の方法3つとは?解約の手続きの流れと3つの注意点もご紹介

まとめ

前提として、生命保険などの契約を解約する際に、まったく損をしないことは難しいものです。

生命保険を解約する理由には、継続的な保険料の支払いが難しくなった場合や、生活状況の変化により保障が不要になった場合、また保障の見直しを行う場合などがあります。

解約する前に、解約することのデメリットを確認しましょう。特に、その保険を解約した後、再度同じような保険に加入できる年齢や健康状態であるかどうかも考慮することが大切です。

保険契約を解約する際には、生じるデメリットをできるだけ小さく抑えることが、結果的に損を最小限にすることにつながります。

保険会社などに相談することも検討し、生命保険の解約に際しては適切な判断をしましょう。

さらに、損せず生命保険を解約するタイミングを知りたい方は、【しっかり保険、ちゃんと節約。】生命保険を解約するタイミングはいつ?解約するデメリットや損しない方法を解説も参考にしてみてください。

関連コラム

生命保険(死亡保険)コラム一覧へ戻る