アイアル少額短期保険・愛ある家財保険とは?火災保険との違いも解説
アイアル少額短期保険株式会社で取り扱われている「愛ある家財保険」。
この保険に加入すると、どのような補償を受けられるのでしょうか。また家財保険は、損害保険会社が販売する火災保険とは、なにが違うのでしょうか。
この記事では「愛ある家財保険」について詳しくご紹介します。
そもそも家財保険とは?
家財保険とは
損害保険の一種で、建物の中に収容されている家具や家電をはじめとする、生活用動産を補償の対象とする保険です。
- 火災
- 天災
- 盗難
- 暴力・破壊行為 など
によって保険の目的である家財に損害が生じた場合に、保険金が給付されます。
家財保険は、損害保険会社はもちろん少額短期保険業者によっても取扱われており、商品によって補償内容は様々です。
さらに詳しく
関連記事:家財保険とは?
家財保険と火災保険の違い
家財保険とよく似たものに「火災保険」という商品があります。これらはどちらも損害保険に分類されますが、家財保険と火災保険とではなにが違うのでしょうか。
火災保険とは
家財保険と同じく、火災や天災、盗難、暴力・破壊行為などによって保険の目的(補償対象となるもの)に損害が生じた場合に、保険金が支払われる保険。
ただし、火災保険は「保険の目的」によって、以下のようにいくつかの種類に分けられます。
火災保険の種類
- 建物のみを保険の目的とする火災保険
- 建物と家財を保険の目的とする火災保険
- 家財のみを保険の目的とする火災保険
- 什器、設備を保険の目的とする火災保険
これらのうち、家財のみを保険の目的とする火災保険のことを「家財保険」と呼ぶことがあります。
いわば家財保険は火災保険の一種であり、両者の違いは「保険の目的」が、
- 家財のみなのか
- それ以外も含むのか
という点にあるのです。
関連記事:火災保険の基礎知識
アイアル少額短期保険の「愛ある家財保険」とは?
ここからは、家財保険の中でもおすすめなアイアル少額短期保険株式会社が販売する「愛ある家財保険」について紹介していきます。
2つのタイプから選べる「愛ある家財保険」
愛ある家財保険には、
- ベーシックタイプ
- エコノミータイプ
という2種類のプランがあります。
賃貸住宅と持ち家(戸建)・分譲マンションそれぞれについてこれらのプランが用意されており、エコノミータイプについては、ネット契約限定となっています。
①ベーシックタイプの補償内容
愛ある家財保険は、契約のタイプによって補償内容が異なります。
愛ある家財保険「ベーシックタイプ」では、以下のような原因により家財に損害が発生した場合に、補償を受けられます。
- 火災、落雷、破裂、爆発
- 水濡れ
- 風災、ひょう災、雪災
- 水災
- 物体の飛来、衝突等
- 暴力、破壊行為
- 盗難
また、家財への損害以外に、以下のような費用についても補償されます。
費用保険金一覧
- 修理費用(持家・分譲マンションについては補償対象外)
- ドアロック交換費用
- 残存物清掃費用
- 近隣見舞費用
- 緊急遭難費用
さらに、他人への賠償責任や家主への賠償責任(賃貸住宅のみ)についても、補償を受けられます。
②エコノミータイプの補償内容
愛ある家財保険「エコノミータイプ」では、以下のような原因により家財に損害が発生した場合に、補償を受けられます。
- 火災、落雷、破裂、爆発
- 水濡れ
- 風災、ひょう災、雪災
修理費用をはじめとする各種費用保険金や、家主・他人への賠償責任については、ベーシックタイプと同様の補償内容になっています。
ベーシックプランとエコノミープランはどちらがおすすめ?
愛ある家財保険の加入者を対象にした調査によると、補償額ごとの加入タイプ内訳は以下のようになっています。
補償額 | エコノミータイプの加入率 | ベーシックタイプの加入率 |
---|---|---|
900万円 | 59.5% | 40.5% |
700万円 | 51.4% | 48.6% |
500万円 | 63.1% | 36.9% |
300万円 | 58.7% | 41.3% |
いずれの補償額でも、エコノミータイプへの加入率が高いことがわかります。
保険料は、補償額が大きくなればなるほど高くなります。そのため保険料を抑えたい方には、補償内容と保険料のバランスがとれた「エコノミータイプ」をおすすめします。
愛ある家財保険の3つの特徴
「愛ある家財保険」には、以下のような特徴があります。
①簡単な手続きで申込みができる
火災保険をはじめとする損害保険への加入にあたっては、
- 担当者と対面した上での手続きが必須
- 建物の建築年や面積などがわかる書類を用意する必要がある
というように面倒な手続きが必要になるケースが少なくありません。この点「愛ある家財保険」は、
加入までの流れ
- パンフレット請求
- 申込書に必要事項を記入したうえで提出
- 証券到着
- 保険料の払込み
というように、簡単な手続きのみで保険への加入申込みが完結します。
保険料の払込みについても、コンビニ払もしくはクレカ払のいずれかを選択することが可能です。
また保険料も年間3,400円からと、とてもリーズナブルになっています(ベーシックタイプに加入の場合)。
②保険期間は1年または2年だから気軽に加入できる
火災保険の中には、保険期間が10年、20年というようにかなり長期間に及ぶものもあります。
長期間にわたり補償を受けられるのはとても魅力的ですが「20年後もこの補償で十分なのか」と、加入時のプラン選びでかなり悩んでしまう方は意外と多いようです。
ココがポイント
加入後1年間、2年間であれば必要な補償額について予想を立てやすいでしょうし、更新のタイミングで補償を見直すことも可能です。
保険期間が1年、2年の家財保険ならばあまり難しく考えず、気軽に加入できるのではないでしょうか。
③補償プランがシンプルだから商品の選び方で悩まない
損害保険への加入を検討している方の多くが悩まされているのが「プラン選び」です。
保険料と相談しつつ保険金額を決めていくわけですが、選択肢が多すぎるとプランの選び方が分からなくなってしまうこともあるでしょう。
この点「愛ある家財保険」はプランの構成がとてもシンプルで、以下の4パターンとなっています。
補償プラン | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
家財の保険金額 | 300万円 | 500万円 | 700万円 | 900万円 |
賠償の保険金額 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
選択肢がここまで絞られていると、プラン選びもかなり楽になるのではないでしょうか。
家財の保険金額の目安は、家族の人数と世帯主の年齢によって以下のようになっていますので、参考にしてください。
家族構成 | 1名 | 2名 | 3名 | 4名以上 | |
---|---|---|---|---|---|
世帯主の年齢 | 〜29歳 | 300~500万円 | 400~600万円 | 400~700万円 | 500~700万円 |
30歳代 | 600~800万円 | 700~900万円 | 700~900万円 | ||
40歳〜 | 800万円~ | 900万円~ | 900万円~ |
関連記事:アイアル少額短期保険株式会社とは?おすすめの取扱商品も解説!
アイアル少額短期保険「愛ある家財保険」のメリット・デメリット
これはどの商品にも言えることですが、保険には、商品によってそれぞれメリット・デメリットがあります。
ではアイアル少額短期保険が販売する「愛ある家財保険」には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
「愛ある家財保険」のメリット
アイアル少額短期保険の「愛ある家財保険」には、次の2つのメリットがあります。
⒈ 手頃な保険料で家財の補償を用意できる
上述のようにこの商品は、手頃な保険料で加入することができます。
たとえば持ち家にお住いの方の場合、年間4,300円の保険料で以下の補償をつけられるのです。
建物 | 持ち家 | |
---|---|---|
年間支払保険料 | 4,300円 | |
補償 | 家財 | 300万円 |
賠償責任 | 1,000万円 |
そのため「諸事情により高い保険への加入は難しいが補償は用意しておきたい」という方にはとても魅力的なのではないでしょうか。
家財保険に加入していない場合の支払い例
漏水や破損によって家財に損害が生じた場合に、高額な修理代がかかるケースは珍しくありません。
例えば、上階からの漏水によって室内に設置しているテレビに損害が生じた場合、テレビのサイズにもよりますが1万円前後~20万円程度の費用がかかることもあるのです。
実際、アイアル少額短期保険株式会社が公表している保険金の支払い事例には、以下のようなものがあります。
損害の具体例 | 支払い |
---|---|
漏水により部屋の照明、テレビ、寝具に被害 | 21万円 |
台風による強風により、ドアのはめ込みガラスが破損 | 16万円 |
家財保険に加入していない場合、これらの高額な修理代を全額自己負担しなければなりません。
ココがポイント
愛ある家財保険ならば、保険料を抑えつつ、家財への損害に伴うリスクにしっかり備えられるでしょう。
⒉ 火災保険でカバーしきれないリスクに備えられる
建物のみを保険の目的とする火災保険では、火災や天災などによって家財に損害が生じたとしても、補償を受けられません。
ココに注意
ただ、火災保険の補償対象に家財を含めると、保険料がかなり高くなってしまうことも珍しくありません。
この点「愛ある家財保険」ならば、保険料を抑えつつ家財の補償を用意することが可能です。
「建物の火災保険しか加入していない」という方は、この保険を追加補償として活用してみてはいかがでしょうか。
「愛ある家財保険」のデメリット
アイアル少額短期保険の「愛ある家財保険」には、以下のようなデメリットもあります。
保険への加入を検討するにあたっては、こういったデメリットがあることも理解しておくことが大切です。
⒈ 建物については補償を受けられない
これは、この商品に限ったことではありませんが、家財保険で補償を受けられるのは「家財」に限られます。
例えば、火災により建物とその中にある家財が燃えてしまった場合、家財保険で補償対象となるのは家財のみであり、建物については別の火災保険で補償を受けることになるのです。
家財保険への加入を検討している方は、建物についても、補償の必要性とその有無について考えておくことをおすすめします。
⒉ 家財保険の補償額は上限900万円まで
「愛ある家財保険」では4つの補償プランが用意されており、家財保険の補償額は上限900万円となっています。
そのため、900万円を上回る補償を用意したい場合は、追加で他の商品に加入するなどの方法を取らなければなりません。
「愛ある家財保険」以外のアイアル少額短期保険が販売する保険とは?
アイアル少額短期保険には、
- 大家さんのための「無縁社会のお守り」
- 病気やケガのリスクに備える「愛あるあんしんライフ」
- 不妊治療中の方を応援する「子宝エール」
など様々な商品があります。
最後に「愛ある家財保険」以外の商品についても紹介します。
孤独死保険「無縁社会のお守り」
賃貸住宅戸室内で自殺や孤独死といった死亡事故が発生した場合、大家さんは原状回復費用や家賃損失など、大きな損害を被るケースが少なくありません。
「無縁社会のお守り」はこういったリスクに備えるための保険で、以下のような費用について補償を受けられます。
補償される費用
- 原状回復費用保険金
遺品整理費用、原状復旧費用、相続財産管理人選任申立費用 - 家賃保証保険金
空室期間の家賃損失、値引期間の家賃損失 - 事故見舞金
少額短期医療保険「愛あるあんしんライフ」
「愛あるあんしんライフ」は、病気やケガのリスクにはもちろん、がんのリスクにも手厚く備えられる保険です。加入できるのは20歳~69歳の方で、89歳まで更新が可能です。
また、この商品には2つのプランがあり、以下のような保障を受けられます。
保障項目 | 保障内容 |
---|---|
入院 | 1泊2日以上の入院をしたとき(60日限度) |
手術 | 所定の手術を受けたとき |
がん入院 | がんで1泊2日以上の入院をしたとき(60日限度) |
がん通院 | がんで通院したとき(60日限度) |
がん診断 | がんと診断されたとき |
先進医療 | 先進医療を受けたとき |
賠償責任 | 日本国内において、日常生活のなかで他人をケガさせたり他人のものを壊したりして法律上の賠償責任を負ったとき |
保障項目 | 保障金額 | |
---|---|---|
あんしん5 | しっかり7 | |
入院 | 日額5,000円 | |
手術 | 手術に応じて10万・2万円 | |
がん入院 | 日額5,000円 | |
がん通院 | 日額3,000円 | |
がん診断 | – | 30万円 |
先進医療 | 30万円までの実費 | |
賠償責任 | – | 1,000万円限度 |
少額短期女性保険「子宝エール」
「子宝エール」は、不妊治療中の方の声をもとに開発された保険で、加入できるのは以下の3つの条件を満たす女性です。
子宝エールの加入条件
- 保険始期日における年齢が20~69歳
- 過去1年以内に、排卵誘発剤の投与・人工授精・体外受精(顕微授精を含む)の不妊治療を行っている
- 上記不妊治療以外に、健康状態に問題がない
不妊治療費の保障はありませんが、病気やケガで5日以上の入院をした場合は1日5,000円、手術を受けた場合は1回につき10万円の給付を受けられます。
さらに女性疾病の治療を目的として5日以上入院した場合は、1日につき1万円が給付されます。また死亡保険金についても、最高300万円まで給付されるプランが用意されています。
関連記事:女性保険のメリットとは?年代別の必要性やおすすめな選び方を紹介
まとめ
リーズナブルな保険料で家財のリスクをカバーでき、シンプルなプラン構成で商品の選び方に悩むこともないアイアル少額短期保険の「愛ある家財保険」。
火災や天災、盗難などによる家財の損害が不安な方は、この商品への加入を検討してみはいかがでしょうか。
ただし、保険への加入にあたってはメリットだけでなく、デメリットも含めたその商品の特徴についてしっかり理解しておくことが大切です。