保険 比較
通話
無料
無料保険相談はコチラ
0120-995-311
9:00~20:00(年末年始除く)
保険 比較
お気に入り
お気に入りは
最大10件です
資料請求
通話
無料
無料保険相談はコチラ
0120-995-311
9:00~20:00(年末年始除く)
メニュー

がん保険

がん保険|がんの発症率(罹患率)と生存率

がん保険を検討する際、がんの発症率や生存率を確認すると加入目的が明確になります。がん保険のパンフレットなどには、「2人に1人ががんになる」と書かれていることがありますが、本当なのでしょうか。

がんに関する統計データは、がん情報サービスのサイトで確認することができます。そこでこの記事では、がんの発症率・死亡率・生存率を確認し、がんの種類や性別によってどのような違いがあるのか紹介します。

がんの発症率(罹患率)

まず、がんの発症率(罹患率)について見ていきます。がん統計では「罹患率」という用語が使われるため、罹患率の意味と男女の部位別罹患率について解説します。

罹患率とは

罹患率

罹患率の「罹患(りかん)」とは病気になることを意味し、罹患率とは、人口に対する罹患数の割合のことです。

がん統計で罹患数は、がんと診断された人数のことですので、がんになる確率ととらえることもできます。がんに関する統計は、がん情報サービスで確認することができます。まずは男女の部位別のがん罹患数の順位を確認します。

男性と女性の部位別がん罹患率

2018年のデータを見ると、生涯でがんに罹患する確率は、男性65.0%(2人に1人)、女性50.2%(2人に1人)となっており、非常に高いことがわかります。

男女別の罹患数を見ると、男女とも大腸・胃・肺のがんが多く、男女特有の部位としては、男性は前立腺と肝臓、女性は乳房と子宮となっています。

罹患数の多い部位は、おおむね全体の約10%、約10人に1人が罹患していることがわかります。

少し細かく見ると、大腸は男性が約10.2%、女性は約8.0%と男女差はあまりないですが、胃は男性が約10.3%、女性が約4.7%、肺は男性が約9.9%、女性が4.9%となっており、男性は上位4位まではほぼ同じ罹患率となっています。一方、女性は1位の乳房が約10.9%で、2位の大腸が約8.0%、3位の肺が約4.9%と続き、女性特有の乳がんが多いことがわかります。

【がん罹患数の順位(2018年)】

1位

2位

3位

4位

5位

総数

大腸

乳房

前立腺

大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸6位

男性

前立腺

大腸

肝臓

大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸5位

女性

乳房

大腸

子宮

大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸2位、直腸7位

※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

【累積がん罹患リスク(2018年データに基づく)】

部位

生涯がん罹患リスク(%)

何人に1人か

男性

女性

男性

女性

全がん

65.0%

50.2%

2人

2人

食道

2.5%

0.5%

41人

186人

10.3%

4.7%

10人

21人

結腸

6.4%

5.8%

16人

17人

直腸

3.7%

2.2%

27人

45人

大腸

10.2%

8.0%

10人

13人

肝臓

3.2%

1.5%

32人

66人

胆のう・胆管

1.5%

1.3%

66人

75人

膵臓

2.6%

2.6%

39人

39人

9.9%

4.9%

10人

20人

乳房(女性)

10.9%

9人

子宮

3.4%

30人

子宮頸部

1.3%

76人

子宮体部

2.0%

50人

卵巣

1.6%

64人

前立腺

10.8%

9人

甲状腺

0.6%

1.7%

178人

60人

悪性リンパ腫

2.3%

2.0%

43人

50人

白血病

1.1%

0.8%

95人

133人

※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

関連記事:がん保険はなぜ必要?がんの治療法と治療費をふまえ、がん保険を選ぼう

がんの死亡率

次にがんの死亡率を確認します。罹患率が高くても死亡率が低ければ、生存率が高いことになります。男女の部位別死亡率と合わせて見ていきましょう。

死亡率とは

死亡率

ある集団に属する人のうち、一定期間中に死亡した人の割合のことです。


がんの死亡数はがんで亡くなった人の数、死亡率は人口に対するがんの死亡数の割合を意味します。罹患率が高くても死亡率が低ければ「病気は治りやすい」と見ることができますが、両方高ければ、ほかの病気より優先して対策を講じる必要が出てきます。

累積がん死亡リスク(2019年データに基づく)

部位

生涯がん死亡リスク(%)

何人に1人か

男性

女性

男性

女性

全がん

26.7%

17.8%

4人

6人

食道

1.1%

0.2%

90人

430人

3.4%

1.7%

29人

59人

結腸

2.1%

2.1%

47人

49人

直腸

1.2%

0.7%

86人

149人

大腸

3.3%

2.7%

30人

37人

肝臓

2.0%

1.0%

49人

102人

胆のう・胆管

1.2%

1.0%

86人

102人

膵臓

2.1%

2.1%

47人

48人

6.4%

2.5%

16人

40人

乳房(女性)

1.7%

59人

子宮

0.8%

128人

子宮頸部

0.3%

295人

子宮体部

0.3%

337人

卵巣

0.5%

184人

前立腺

1.6%

62人

甲状腺

0.1%

0.1%

1333人

707人

悪性リンパ腫

0.9%

0.6%

114人

155人

白血病

0.6%

0.4%

155人

258人

参照:元データ:累積死亡リスク(グラフデータベース)

生涯でがんが原因で死亡する確率は、男性26.7%(4人に1人)、女性17.8%(6人に1人)となっています。男女別で見ると、男性は肺・胃・大腸・膵臓・肝臓の順、女性は大腸・肺・膵臓・胃・乳房の順となっています。罹患率と照らし合わせると、男性は肺・胃・大腸について罹患率と死亡率が高く、女性も大腸・肺・胃の死亡率が高くなっています。また男性は前立腺の罹患率が約10.8%で1位でしたが、死亡率は約1.6%と低く、一方女性は乳房が罹患率1位でしたが、死亡率では約1.7%で5位となっています。

また男女ともに死亡率上位の膵臓は、罹患率では男女とも約2.6%となっており、膵臓がんになる確率はほかの部位と比べると低いですが、疾患すると死亡する確率が高くなることがわかります。

関連記事:女性向けがん保険って必要?20代〜50代の必要性と選び方を比較

がんの生存率

最後にがんの生存率を確認します。罹患率と死亡率の関係からおおまかな生存率を推定できますが、具体的な数値で、これまで見てきた罹患率と死亡率との関係と比べてみます。

生存率とは

生存率

生存率はがんと診断された人のうち生存している人の割合がどの程度いるかをあらわしています。

がん統計で使用される5年相対生存率は、がんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合をあらわし、生存率が100%に近いほどがんと診断されても生存できる確率が高いことを意味します。先ほど紹介した罹患率と死亡率との関係と比べてみましょう。

男女別、部位別がん5年相対生存率

男性の罹患率1位の前立腺ですが、死亡率は約1.6%と低く、5年相対生存率は99.1%となっていることからも生存する確率が高いことがわかります。同様に、女性の罹患率1位の乳房の死亡率は約1.7%で、5年相対生存率は92.3%となっています。

男女ともに罹患率・死亡率が高かった大腸・肺・胃の5年相対生存率は、それぞれ、大腸が男性71.7%、女性71.9%、肺が男性29.5%、女性46.8%、胃が男性67.5%、女性64.6%となっており、このなかでは肺の生存率が目立って低くなっています。

生存率の低い部位を見ると、男女とも膵臓が10%未満で、胆のう・胆管、肝臓、脳・中枢神経系の生存率が特に低いことがわかります。

まとめ

がんの罹患率・死亡率・生存率を見てきましたが、男女や部位により差があることがわかりました。がんになる確率は男性65.0%(2人に1人)、女性50.2%(2人に1人)ですが、部位によって罹患率が大きく異なることも見てとれました。

保険は将来のリスクに備えるために加入しますが、がん保険は将来活用する可能性の高い保険の一つと言えるのではないでしょうか。

関連記事

コのほけん!で探しませんか

3つを選ぶだけで簡単比較