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がん保険

がん保険|肝細胞がんの医療費はいくら必要?

沈黙の臓器と言われる肝臓は、がん細胞に侵されても自覚症状のないまま、じわじわとがんが進行します。

発見時には重篤であることも多い恐怖のがん、それが肝細胞がんです。

毎年、実に数万人もの人がこのがんが原因で命を落としています。

特に男性の死亡率の高い「肝細胞がん」の治療法や治療費の目安等について本記事ではわかりやすく丁寧に説明します。

肝細胞とは

人間の体内で最大の臓器である肝臓の大きさはおよそ800g〜1,200gで、その70〜80%を構成するのが肝細胞です。

その役割は以下の3つに分かれています。

① 代謝 糖質・たんぱく質・脂質の三大栄養素は全て肝細胞により代謝されます。
② 解毒 体内で作られたり、体外からもたらされたりした有害な物質を解毒して
排出する機能を備えています。
③ 胆汁の生成 食べ物の消化に必要な胆汁を作り、分泌を行なっています。

肝臓はその機能の多さと重要性から体内の化学工場とも呼ばれ、その主要細胞である肝細胞は私たちの健康を保つ役割を担っています。

肝細胞がんとは

肝臓に関係するがんは、肝臓で発症した原発性肝がんと、別の臓器から転移して肝臓にやってきた続発性肝がんです。

原発性肝がんの、90%は肝細胞がんで、残りの10%が胆管細胞がんです。

一般的に肝がんといえば、肝細胞がんのことを指します。

肝細胞がんは、肝臓の細胞ががん化し悪性腫瘍となったものです。

恐ろしいことに肝細胞がんは多くの場合治療後に再発し、肺やリンパ節、骨や脳にまで転移することがあります。

原因

「肝細胞がん」は、発症要因が他の部位のがんに比べはっきりしていることに特徴があります。

肝細胞がんの90%は肝炎ウィルスの持続感染による発症です。

B型肝炎、C型肝炎ウィルスが体内に長期間留まることにより肝細胞の炎症と再生が長期にわたり繰り返されます。

その間に遺伝子の突然変異が積み重なり細胞ががん化してしまうのです。

現在では肝炎ウィルス以外の原因でがんになるケースも増えてきています。

飲酒や喫煙、肥満、糖尿病、また男性であることも原因の1つとされています。

肝臓に多大な負担をかけた結果としてがんになってしまうと言えますね。

症状

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓は、炎症を繰り返し、がんになっても症状はほとんどありません。

腹部の圧迫やしこりを感じ肝細胞がんが発見されることは稀にありますが、その時すでにがんはかなり進行してしまっています。

肝細胞がんを早期発見するには定期的な検診がとても大切です。

特に肝炎ウィルスに感染している人や、食生活が乱れていると感じている人は、自らすすんで定期検診を受けるようにしましょう。

組織型分類

肝細胞がんはがんの組織の状態によって3つに分類されます。

  • 高分化
  • 中分化
  • 低分化

があり、さらに未分化がんが区別されます。

低分化や未分化がんは細胞が未熟で増殖が早く、浸潤や転移をしやいので悪性度が高いとされます。

また、肝細胞がんでは組織型分類の他に肉眼分類という方法もあります。

がん組織の断面を肉眼で観察し、正常な細胞の部分とがん細胞の境目の部分がはっきり見えるかどうかを確認する方法です。

がんが発生して間もない段階では境界がはっきりしていませんので、肉眼で境界がしっかり判別できる時はがんが進行している状態だと言えるでしょう。

関連する疾患

脂肪肝や肝硬変といった肝機能に影響を与える肝臓の慢性疾患が、肝細胞がんに伴って発症している例が多く見られます。

脂肪肝とは、肝細胞の中に脂肪が大量に溜まりフォアグラのようになってしまった状態のことです。

肝硬変とは、肝炎ウィルスや脂肪肝により肝細胞が長期にわたり炎症を起こしたことで肝臓が硬くなってしまった状態のことです。

統計から見る発生率

最新の統計によると、肝細胞がんと胆管細胞がんと新たに診断される人数は37,400人と言われています。

この内女性が12,900人なのに対し、男性は24,500人が発症するとされており、男性の方が2倍近く発症していることが分かります。

人口10万人あたり32人が肝細胞がんと診断される計算になります。

発症年齢は50代から増加し、80歳前後にピークを迎えます。


治療

肝細胞がんを発症した時、多くの場合肝硬変などの他の肝臓疾患も併発しているため、肝細胞がんの治療だけでなく肝臓疾患の治療も視野に入れた治療方法を検討することが一般的です。

肝細胞がんの治療は、がんの進行度や患者さんの体の状態、年齢、体力などから検討されます。

その中でも中心となる治療法が3つあり、それぞれをわかりやすく解説します。

肝切除

がんとその周囲の細胞を手術により切除する方法です。

がんが3個以下の場合に採用されることが多く、がんの大きさは制限がなく10センチを超える大きさのものであっても切除することが可能です。

ただし腹水がある場合、切除により肝不全を引き起こす危険性があるので肝切除は行われません。

肝切除後は通常1〜2週間で退院できます。

ラジオ波焼灼療法(RFA)

ラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法は、体外から特殊な針を直接がんに刺し、針の先端部分に通電し高熱を発生させることにより、局所的にがんを焼ききる方法です。

治療時間は10分〜20分ほどですが、治療後は数時間の安静が必要です。

また、発熱、腹痛、肝機能障害などの合併症を引き起こす可能性があります。

冠動脈化学塞栓療法(TACE)

これはがんに栄養を運んでいる血管を人口的に塞ぎ、がんを「兵糧攻め」にする作戦です。

肝動脈をわざと詰まらせることでがんへの血流を減らし、抗がん剤でがん細胞の増殖を抑えます。

個人差はありますが、発熱、腹痛、肝機能障害などの副作用が起きることがあります。

また肝臓の状態やがんの進行度合いによって薬物療法や放射線治療、それに肝移植という方法も取られることがあります。

治療費と必要ながん保障

自覚症状のなさから早期発見が難しく、再発の危険性の高い肝細胞がんですが、気になるのがその治療費です。

ここでは肝細胞がんに罹患した場合平均してどれだけの治療費がかかるのか、安心して治療を受けるために必要ながん保険の保障額を確認していきましょう。

肝細胞がんは複合的な治療方法がとられることが多いですが、ほとんどの場合、肝切除のための手術が行われ、その費用は20万〜40万円ほどが一般的です。

ラジオ波焼灼療法の場合だと平均して15〜20万円の費用がかかります。

化学塞栓療法は約30万円が治療費の目安です。

これら全てはがん細胞の大きさや進行具合によって変わるのでもっと安く済む場合もあれば高額になってしまう可能性も十分にあります。

医療費には高額医療保障制度といって、健康保険に加入していればその一部を負担してもらえる制度があります。

これにより、収入によりますが、一般家庭で1ヶ月の医療費の上限が4万〜20万円になります。

しかし、先進医療といわれている、健康保険で認められていない治療法や治療薬の場合は保険が効かずこの制度の対象外となってしまいます。

また、入院中に個室を希望した場合は部屋代も自己負担で払う必要があります。

さらに肝細胞がんの場合、再発の危険性が高く、他の慢性疾患の治療も行わなければならず、定期的な通院と長期的な治療が不可欠です。

治療が長期化すると、収入面にも不安が出てきますよね。

肝細胞がんの発生リスクと自分の生活スタイルを見直しながらがん保険の保障金額の検討が必要となってきます。

まとめ

体内の一大化学工場と呼ばれる重要な臓器のがん、肝細胞がんは早期発見が難しく再発の可能性が高い恐ろしいがんです。

他の肝臓の病気も併発し、治療が長期化する傾向にあるため、がん保険もそれに備えたものが必要となってきます。

どんな種類の保険が良いのか、どのくらいの保障金額があると良いのか、難しいですよね。

わからない場合は独立系のファイナンシャルプランナーに相談してみると良いでしょう。

個別の状況に応じた適切なアドバイスをしてもらえます。

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