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がん保険

食道がんの医療費はいくら必要?がん保険に加入する際に選ぶべき保障とは?

「近しい身内で食道がんになった人がいる」などの理由で、食道がんになった場合に備えてがん保険を検討している人もいらっしゃるのではないでしょうか?

がんは治療費が高額になるというイメージがありますが、がんの種類によって治療法や罹患率、生存率が違うため、治療費も異なってきます。

特定のがんに備える場合は、がんの特徴を踏まえて保障を選ぶことが大切です。

この記事を読んでいただくことで、食道がんの特徴や治療方法が分かり、がん保険に加入する際に選ぶべき保障についても解説しています。

「食道がんになったらどうしよう」という不安を、きっと軽減できるはずですので、ぜひご一読ください。

食道がんの医療費はいくら?

食道がんだけに的を絞った医療費のデータは、残念ながら見つかりませんでした。そこで、全がんの中から、胃、大腸、肺、肝臓、乳房、子宮、悪性リンパ腫、白血病を除いたがんの医療費の平均値を確認していきましょう。

 

医療費総額

3割負担

その他のがん

684,862円

205,458円

参考:厚生労働省「医療給付実態調査(平成29年度)」統計表 第3表  疾病分類別、診療種類別、制度別、件数、日数(回数)、点数(金額)

上記のデータは食道がんだけでなく、さまざまながんのデータが含まれていますが、医療費の平均値は3割負担で約20万円ほどです。

ただし、食道がんは進行すると治療費が高額になり、数十万円〜百万円以上の自己負担が必要な可能性がある病気なため、注意が必要です。なぜなら食道がんが進行した状態で発見されると、抗がん剤治療と放射線治療を併せて行うために入退院を繰り替えすからです。

食道では、術後にリンパ節への転移した可能性がある場合や、再発のリスクが消えない場合に、抗がん剤と放射線治療を同時に行う化学放射線治療を行います。化学放射線治療は、1クールにつき1週間の入院4週間ごとに行うことがあり、月に1度は入院しなければならなくなることもあるのです。

また、食道がんは手術自体も大掛かりなため、手術の前後合わせて約2ヶ月の入院が必要。手術の費用に差額ベッド代や食費などの諸費用を合計すると高額療養費制度を利用しても、20万円以上の自己負担が発生しますね。(標準報酬月額が28〜50万円、70歳未満の場合)

3回以上高額療養費制度を使うと多回数該当となり、ひと月の自己負担の上限が44,000円となります。しかし、手術後に入院による化学放射線治療が続くと、毎月数万円ずつの負担が続くこととなり、経済的な負担が膨れ上がっていく可能性があるのです。

食道がんってどんな病気?

食道がんは、大半が食道の中央付近にできると言われています。また、食道がんは、食道の内面を覆う粘膜から発生することが多く、複数の箇所に同時にできることもある病気です。

食道がんが進行すると、周りの大動脈や気管へと浸潤するだけでなく、食堂の中にある血管やリンパ節に乗って全身へ転移します。

統計から見る発生率

食道がんは、女性よりも男性の方がかかりやすいがん。1年間で食道がんと診断される割合は、以下の通りです。

  • 男性:1万人につき31.0人
  • 女性:1万人につき5.6人
  • 全体:1万人につき17.9人 

男性と女性に大きな差がありますね。また食道がんは、がんと診断されてから治療でどれくらい助かるのかを表す「5年生存率」が高い病気でもあります。

  • 男性:36.0%
  • 女性:43.9%

一方で食道がんの死亡数や罹患数は、男女ともにトップ5には入っていません。しかし5年生存率が低いことから、がんの中でも比較的恐ろしい病気であることがわかりますね。

原因

食道がんになる原因は、喫煙や飲酒だと言われています。特にお酒を飲んだ時に顔が赤くなる人は、お酒の中に含まれる発がん物質「アセトアルデヒド」を分解する力が弱く、食道がんにかかりやすいそうです。

また、熱いものをよく食べたり飲んだりする人も、そうでない人と比べて食道がんにかかるリスクが高くなります。

そのため、食道がんを予防するには、節度のある飲酒を心がけたり、禁煙や運動をしたりすることが大切ですね。

症状

食道がんの初期は、自覚症状があまりなく、熱いものや酸っぱいものを飲み込むときに違和感がある程度。しかし食道がんが進行すると、飲み込む時の違和感が増えるだけでなく、やがて食べ物を飲み込むことが困難となって食事が満足に取れなくなり体重が減少します。

さらに胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの自覚症状があると言われています。

このような自覚症状が出てからでは、食道がんが進行している可能性があるため、検診や人間ドックなどを受けて早期に発見して治療することが望ましいです。また、食道がんは胃がん検診のときに見つかる可能性もあります。

少しでも気になる症状がある場合は、医療機関を早期に受診しましょう。

治療法

食道がんの治療法には、ここでご紹介する3つの方法があります。

内視鏡治療

食道内に内視鏡を挿入し、モニターを見ながらがんを切除する治療法です。食道がんが、がん細胞が粘膜内に留まっている初期の状態では、内視鏡による治療が行われます。

内視鏡治療は、入院を伴うケースはあまり多くありません。しかし食道内で出血が見られる場合や合併症が見られる場合などは、稀に入院することもあります。

手術

食道がんがさらに進行した場合は、手術によってがんを取り除きます。

食道がんの手術は長時間に及ぶ場合もあるため、とても大がかり。なぜなら、食道は背中側にあり胸やお腹などを切開しなければならないため、全身麻酔で6〜8時間ほどかけて手術しなければならないからです。

食道がんの手術をする場合、手術前の入院は3〜6日、術後は2〜4週間ほどの期間が必要。また、手術後は飲み込む練習や食べる練習をするリハビリを行う場合が多いです。

また最近は、胸腔鏡手術や腹腔鏡手術のような、患者への負担が低く手術の跡も残らない手術も普及しています。

化学放射線治療

化学放射線治療は、抗がん剤治療と放射線治療を組み合わせて行う治療。手術と違って食道を温存できますが、がん細胞を全て取り切るのは難しい場合があります。

がんが進行し、転移が見られた場合は、手術ではなく化学放射線治療を行うのが一般的です。

ここまで、食道がんについて詳しく解説してきました。次では、食道がんに備えるために、がん保険は必要なのか?加入する場合はどのような保障が良いのか?などについて解説していきます。

食道がん備えてがん保険に加入する場合の保障の選び方

がん保険に加入していると、高額な手術費用や継続的に必要な治療費に備えられます。治療費の自己負担分や、がんの治療によって働けなくなることによる収入の減少に備えるだけの貯金がない場合はがん保険で備えておくと安心です。

特に、食道がんの治療の場合、化学放射線療法で4週間ごとに1週間の入院を繰り返す場合もあるため、収入が減少する可能性は高いでしょう。

会社員や公務員の方が働けなくなると、傷病手当金で働けなくなる前の収入のおよそ3分の2に相当する金額を受給できます。しかし収入自体は減少してしまうとともに、給付期間は最長で1年半までのため、傷病手当金だけではお金が足りなくなるリスクもありますね。

入院給付金・手術給付金

食道がんに備えるためには、がん保険に入院給付金や手術給付金を付加しておくのがおすすめです。

食道がんは、入退院を繰り返すことも多く、手術が大掛かりになるためです。

近年のがん保険の入院給付金は、入院給付日数が無制限のため、長時間にわたって入退院を繰り返しても安心です。入院給付金日額は、1万円以上にしておくと治療費の自己負担分だけでなく、入院にかかる諸費用や収入の減少もある程度カバーできます。

治療給付金

治療給付金とは、抗がん剤治療や放射線治療を行った場合に、保険金や給付金を受け取れる保障です。

治療給付金をがん保険に付帯しておくと、手術後に化学放射線治療を受ける場合に、治療費の自己負担分をしっかりカバーできます。さらに入退院を繰り返すことで働けなくなったり勤務に制限がかかったりした場合の収入の減少にも備えられますね。

治療給付金は、保険会社によって給付の内容が異なります。「放射線治療や抗がん剤治療などを受けた月に〇〇円の給付が受け取れる」という月額タイプの場合は、医療費の自己負担分と収入の減少を考慮して、月額20万円ほどあると安心です。

まとめ

今回は、食道がんの特徴やおすすめの保障について解説してきました。食道がんは初期で発見できれば内視鏡手術で取り除きますが、進行していた場合は大掛かりな手術や定期的な入院が必要となります。

そこで、がん保険に加入する場合は入院給付金手術給付金を手厚くしたり、治療給付金を受け取れるようにしたりすることで食道がんに備えられるでしょう。

ただし今回ご紹介させていたおすすめの保障や保障額については、あくまで目安です。どれだけの保証が必要なのかは個人によって変わるため、できればお近くの保険の専門家やファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

なお、今回の記事は以下のサイトを参考に執筆いたしました。食道がんについてさらに深く知りたい方は、併せてご一読ください。

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